24
Jul

日本の好地合がNYにも波及

user 著者 鳥羽賢

23日のNY株式市場は大幅高となった。

S&P500とNASDAQ総合は最高値更新

23日朝方にトランプ大統領が日米間の貿易交渉で合意に達したと発表したことで、この日の東京株式市場は暴騰。その好地合はNY株式市場にも波及し、NYも全面高相場になった。ダウ工業平均は507ドル高の45,010ドルで終了して史上最高値に接近。S&P500指数は49ポイント高、NASDAQ総合指数は127ポイント高で終わり、それぞれ史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後5時にユーロ圏の7月製造業・サービス業PMIが発表されます。午後10時45分にアメリカの7月製造業・サービス業PMIが発表されます。

日本225(円)

場中に1,400円近く暴騰

すでに述べたように23日朝方にトランプ大統領が、日米が貿易問題で合意に達したと発表。これが東京株にとって大きな買い材料となり、この日は大暴騰相場となった。日経225平均は415円高の40,189円で寄り付き、場中も前場から暴騰。前場中に「石破総理が8月末までに退任の意向を発表」との報道が流れたことも買い材料となり、前場中に41,000円を突破。後場になっても買いは止まらず一時は上げ幅が1,500円を超え、終値は1,396円高の41,171円で歴代10位の日足上昇幅となった。

米ドル/円

朝方に乱高下

米ドル/円は23日早朝には1ドル=146円50~60銭で推移していたが、午前8時頃にトランプ大統領が日米貿易合意を発表。この発表を受けて多少上下に動いたものの、明確に円高または円安には動かなかった。そして午前中には「石破総理が8月末までに退任の意向を発表」との報道が流れた。次の総理総裁は減税などを実施する見通しがあり財政懸念が高まったため、報道後は円安に動き147円を超えた。だがその後石破総理が報道を否定したため円高に動き、夜から24日にかけては146円台前半で推移。

リップル

10%超の大幅下落

7月に入ってから急激に上昇して最高値を更新したリップルだが、23日になってついに調整が入った。23日日中は520円付近で大きく動かなかったレートは、夕方頃から下落。そして午後9時頃から下げが加速し、24日未明になっても止まらず午前6時過ぎには450円を割って23日日中から10%超の大幅安となった。またこの日はイーサリアムやドージコインなど他の主要仮想通貨も大きく下げた。(注:チャートは米ドル表記です)

エヌビディア

反発し170ドル回復

ここ数ヶ月上昇して世界で初の時価総額4兆ドル企業となったエヌビディアだが、22日は2.4%下落して167.03ドルで終了した。だが23日になるとNY株式市場全体の地合が好転したことから、エヌビディア株も序盤から上昇してプラス圏で推移。終盤まで大きく崩れることはなく、2.2%高の170.78ドルで終わり時価総額は4兆1600億ドルとなった。

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