23
May

日本のインフレ率は約2年半ぶりの高さ

user 著者 鳥羽賢

23日朝方に日本の4月CPIが発表された。

4月CPIは3.5%

23日午前8時半に日本の4月CPIが発表され、生鮮食料品を除いた数字で予想の前年同月比+3.4%に対し発表は+3.5%と上回った。3.5%のインフレ率は、2022年12月以来約2年半ぶりの高い数字。品目の中でもコメ類が98.4%と極めて高い上昇を見せていた。そのような状況だが、22日夜には複数の米経済指標が発表され全体的に予想を上回る数字だったが、米長期金利高がNY株式市場にとって重しとなりダウ工業平均は1ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの4月新築住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

37,000円を挟んで上下

米長期金利の上昇が株式市場の売り材料となり、前日のNYダウは816ドル安で終了。その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均は367円安の36,931円で寄り付いた。しかし場中には目立った材料がなく前場から後場にかけて37,000円を挟んだ上下が続き、終値は313円安の36,985円だった。夕方以降の先物は午後9時頃に一旦36,700円付近まで落ち込んだものの、その後は23日未明から朝にかけて37,000円を超えて上昇が続いた。

米ドル/円

一時142円台まで円高に

先週末の米国債格下げなどのため米ドルは売られやすい地合が続いている。22日朝方には「日米財務相会談で為替は議題に挙がらなかった」と発表されたことで一瞬円安に動いたものの、すぐに円高に転じ日中は円高が進行。午後5時頃には一時142円台をつけた。だがその後は米長期金利の高止まりなどを材料に米ドル買いが増え、23日未明には144円を回復したがそこから朝方にかけてまた円高に動いた。

ビットコイン

米ドル建てで最高値を更新

米国債格下げやトランプ減税法案の進展による米財政への懸念、さらには米経済への懸念がビットコイン買い材料となり、今週のビットコインは高騰している。22日未明から早朝にかけての上昇で1,600万円を回復し、その後は日中から夜、そして23日未明にかけて1,600万円付近に留まった。一方米ドル建てでは22日早朝に11万ドルを超えて史上最高値を更新し、その後は一時は11万2000ドルをつけるなど堅調な動きが続いた。(注:チャートは米ドル表記です)

ココア

雨の予報で下げる

コートジボワールの今期のカカオ豆に品質の悪いものが多かったことが買い材料となり、最近のココア価格は上昇が続き今週中には1トン=11,000ドルを超えた。しかしその後今後は降雨があるとの予報が流れ、これが売り材料となって22日のココア価格は下落。前日を10,700ドルで終えたNYココアは市場開始後から下がり、一時は10,200ドルをつけつつ10,300ドルでこの日を終えた。

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