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17
Jul

感染再拡大懸念でNY株安

user 著者 鳥羽賢

16日のNY株式市場は下落した。

世界各国で感染が再拡大

英ではワクチン接種が進んでいるにも関わらずパンデミック下の行動規制を解除すると決定したことから、新規感染が急速に再拡大している。またインドネシアなどワクチン接種が進んでおらず感染が拡大しつつある国もあり、世界的な感染の再拡大懸念は拭えない。そのような状況のため16日のNY株式市場は序盤から軟調な動きが続き、ダウ工業平均は299ドル下落して終了した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後11時にアメリカの7月NAHB住宅市場指数が発表されます。

日本225(円)

4日連続で下げる

国内で感染が再拡大し東京都では4度目の緊急事態宣言が出されたことなどを材料に、東京株式市場は軟調な動きが続いている。前日のNYダウは54ドル高と上昇したものの、日経225平均は240円安の28,039円からスタート。そして寄り直後に28,000円を割って一時は27,800円台をつけた。その後前場は27,000円台に留まっていたが後場になると切り返し、一時は28,200円をつけた。だが引け間際に下がり、終値は276円安の28,003円で4日連続安だった。

米ドル/円

再度上昇し一時110円30銭

今週の水曜夜に行われたパウエル議長の議会証言で早期緩和縮小を否定する発言があったため、米ドルが下落しその後は109円80銭~110円のレンジで16日朝まで推移。しかし米のインフレ懸念は根強く残っており、16日は朝方と夕方にやや大きい上昇があり110円10銭台に。さらに午後9時半に発表された米6月小売売上高が予想を上回ったことでさらに上昇し一時110円30銭に到達したが、その後反落し110円付近で今週を終えた。

ビットコイン

340~355万円のレンジで推移

中国の安徽省が省内におけるマイニング業務を禁止すると14日に発表したことから、ビットコインは14日から15日にかけて下落し16日朝には340万円台に。その後は特に大きな材料がなく、16日から17日朝にかけて340万円から355万円のレンジで推移。他の金融市場が閉まっている17日日中になっても同じレンジ内での推移が続いた。(注:チャートは米ドル表記です)

モデルナ

S&P500採用で10%高

COVID-19ワクチンの成功によって株高が続くモデルナは、最近時価総額が1,000億ドルを超えた。そして15日のNY株式市場終了後、今度はモデルナがS&P500指数に採用されるというニュースが流れた。このニュースがまた買い材料となり、モデルナ株は16日の序盤から大きく上昇。前日比10%高の286.43ドルで終了し、時価総額は1,150億ドル(約12兆6500億円)になった。

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