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22
Oct

恒大集団問題が再度台頭

user 著者 鳥羽賢

恒大集団は23日に支払い猶予期限を迎える。

予断を許さない状況

中国の恒大集団は9月23日に期限を迎えた利払いができず、10月23日には30日間の猶予期間も期限切れとなる。恒大集団問題が再度台頭したことで、21日の東京株式市場は大幅下落。同日のNY株式市場も軟調な展開で、ダウ工業平均は一時200ドル近く下落した。22日朝方になると恒大集団が債務を支払えるという情報も出回っているが、今後の支払いもできるかどうか予断を許さない状況にある。

今日の展望

今日は午後12時から米FRBのパウエル議長が発言をします。

日本225(円)

500円を超える大幅安

前日のNYダウは152ドル上昇したものの、恒大集団問題懸念などから21日の東京市場は軟調な1日となった。日経225平均の寄り付きは103円安の29,152円で寄り付き、前場には一時前日終値付近まで上昇した。しかし後場になると恒大集団問題などへの懸念から売りが殺到し、29,000円を割ってさらに下落。終値は547円安の28,708円だった。夕方以降の先物も下げは止まらず、28,500円付近まで下落し22日朝まで反発はなかった。

米ドル/トルコリラ

トルコ中銀が2%利下げ

トルコ中銀が21日午後8時に政策金利を発表し、予想の1%利下げに対し発表は2%の大幅利下げだった。21日朝方に1ドル=9.2リラ台にあった米ドル/トルコリラは、日中は緩やかなリラ安が継続し金利発表前には9.3リラ付近に。そしてサプライズの2%利下げが発表されるとリラが急落し、その後もリラ安は続き22日朝方までに9.6リラに近付いた。トルコリラ/円も同様で利下げ発表の後下げが続き、22日朝には史上初の1リラ=11円台をつけた。

WTI原油

一旦下げるも反発

今週発表された米原油在庫が予想に反して減少していたため21日朝までに84ドル付近まで上昇したNY原油だが、その後は反落。背景には今冬発生すると言われるラニーニャ現象のために暖冬になるという観測があった。日中は緩やかな下げが続いていたものの、夜には急落し一時81ドル付近に。しかし世界的な原油需給ひっ迫観測は根強く、その後82ドル台に戻る「行って来い」の動きだった。

テスラ

NY市場開始後に急騰

20日のNY株式市場終了後にテスラが7~9月期の決算を発表。売上高は前年同期比57%増の137億5000万ドル、純利益は前年同期の5倍近い16億2000万ドルという数字だった。発表後の時間外市場ではテスラ株はあまり買われなかったものの、21日のNY株式市場開始直後に急騰。一時は900ドルをつけつつ前日比3.2%高の894ドルで終了した。

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