14
Jul

今週もトランプ関税の動向に要注目

user 著者 鳥羽賢

今週も引き続きトランプ関税が大きな材料になると思われる。

週末にEUに対する関税発表

先週は4月に発表されたトランプ大統領の相互関税の90日停止期間が切れ、米政府は各国に新しい関税率を提示する書簡を送付。日本は週の前半に受け取り、税率は25%とされた。関税再開懸念があり週前半下落したNY株式市場も、後半になると地合が改善した。しかし週末12日にはEUに対して30%の関税率を通知しており、今週も引き続きトランプ関税の動向が重要な材料になると予想される。

今日の展望

今日は午後1時半に日本の5月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

39,000円台後半で大きな動きなし

NY株式市場は先週後半に地合が回復しS&P500指数とNASDAQ総合指数が史上最高値を更新したものの、東京株式市場は波に乗れない相場が続いた。11日の東証では日経225平均が240円安の39,886円で寄り付き、直後に39,900円台まで急騰。しかし高値を維持することはできずにすぐに39,600円付近まで戻り、その後は後場にかけて大きな動きがなく引け間際に小幅下落。終値は77円安の39,569円だった。

ビットコイン

大幅に最高値更新

最近数週間はビットコインの上昇が続いており、先週11日以降週末にかけても勢いは止まらず。11日未明時点で1,650万円だったビットコインは、この日の早朝から日中にかけて急上昇して1,700万円を超えて史上最高値を更新した。その後11日夜から12日土曜にかけて1,730万円付近で一旦停滞したが、13日日曜夜から14日月曜にかけて再度上昇して1,750万円を超え、最高値を更新した。米ドル建てでも最高値更新が続き、13日夜には11万9000ドルをつけて12万ドルに迫っている。

ステラ

PayPal材料で暴騰

ビットコインの上昇とともに仮想通貨市場全体も堅調な地合が続いており、ステラは7月6日時点で36円付近だったが先週になって買われて11日日中に45円をつけた。そしてその後、国際的なオンライン決済サービスのPayPalがステラのブロックチェーン上で独自ステーブルコインを発行と発表。これがステラの買い材料となってその後はそれまで以上の勢いで暴騰し、14日未明には70円を超えて週末だけで50%の上昇率となった。

エヌビディア

4兆ドル超えでも続伸

エヌビディアの株価上昇が止まらず、先週は世界で初めて時価総額が4兆ドルを超えた企業となり10日は164.10ドルで終了して終値ベースでも4兆ドルを超えた。そして始まった11日のNY株式市場序盤にはまた2%以上上昇して167ドルを超え、この時点で時価総額は4兆1000億ドルに接近。だが市場後半には緩やかな反落が続き、終値は0.5%高の164.92ドルとはいえこの日も最高値を更新した。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう