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Dec

今週の材料はすべてポジティブな方向に

user 著者 鳥羽賢

今週出た材料は全て株式市場にとってポジティブなものだった。

東京市場は13日に暴騰

今週は重要な材料が多く発表された1週間だった。そして各国の政策金利はほぼ予想通り、英総選挙は与党・保守党の勝利、米中貿易協議では第1段階の合意に到達し15日に発動されるはずだった対中関税第4弾は見送られるなど、全て株式市場にとってポジティブな方向となった。そのため13日金曜には特に東京株式市場が暴騰し、日経225平均は昨年10月以来の24,000円をつけた。

来週月曜の展望来週月曜は午前11時に中国の11月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

1年2ヶ月ぶりの24,000円

12日夜から13日にかけ米中が貿易協議で合意との報道が流れ、かつ13日朝には英総選挙で保守党が大勝したと報道された。これらが株式市場にとってのリスクを大きく後退させ、この日は朝から株式市場が暴騰。日経225平均は386円高の23,810円で寄り付き、その後も上昇し後場には昨年10月以来となる24,000円を回復。そのまま引けまで24,000円付近に留まり、終値は598円高の24,023円だった。

ポンド/円

暴騰後は下落が続く

ポンド/円は13日朝の保守党大勝の報道を受け、短時間で143円台から147円台まで4円も暴騰。だがその後は特に買い材料がなく、また今後のEU離脱手続きに関する不透明感は残ったことから、利益確定売りなどでポンド安が継続。夜には145円台まで下がり、その水準に14日朝まで留まり今週を終えた。

米ドル/円

トランプ大統領の発言で下げる

米ドル/円は13日朝の英保守党大勝の報道でも大きく動かず、多少上昇し109円50銭に。その後は米中貿易問題の緩和期待から緩やかな上昇が続き、一時は109円70銭をつけた。しかし夜になってトランプ大統領が「関税の記事は間違っている」と発言したため、発言を受けて米ドルが急落。その後は米中が合意したと正式に発表されたものの、米ドル売りは14日朝まで続き今週終了時までに109円30銭台まで下落した。

WTI原油

リスク後退し60ドル

米中合意や英保守党大勝によるリスク後退の流れは、先物市場にも広がった。13日朝の英総選挙の報道で59ドル台半ばになったNY原油は、その水準で日中から夜まで推移。そして夜にはトランプ大統領の発言があり一時的にやや下がったが、その後米中合意が発表されると上昇し60ドルを突破。今週の終値も60ドルに近い位置を維持した。

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