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14
Feb

リスク選好姿勢続き株式市場が続伸

user 著者 鳥羽賢

13日も株式市場が続伸した。

米政府機関再閉鎖回避へ近付く

アメリカでは15日を過ぎると米政府機関が再閉鎖となる懸念があったが、12日になって民主・共和両党が予算案で原則合意。そして13日になるとトランプ大統領がその案に署名する方針だと伝えられ、政府機関の再閉鎖回避へまた一歩近づいた。さらに米中貿易協議の進展も期待されており、これらの材料から株式市場が続伸。NY市場ではダウ工業平均が117ドル高で終わり、12月上旬以来の25,500ドルを回復した。

今日の展望

今日は午後4時にドイツの第4四半期GDPが発表されます。午後7時にユーロ圏の第4四半期GDPが発表されます。

日本225(円)

12月中旬以来の21,000円回復

米中貿易協議の進展への期待や、米政府機関の再閉鎖が避けられそうな見通しとなったことから3連休明け以来株式市場は堅調な相場が続いている。前日のNYダウは372ドル高で終了。その流れを受けて13日の東京市場では日経225平均の寄り付きから高く、165円高の21,029円と12月中旬以来の21,000円を回復した。場中にも21,000円台で推移し、昼休み前後には21,200円を突破。後場にやや反落して終値は280円高の21,444円だった。

NZドル/円

金利据え置きもNZドルは急騰

NZ中銀が13日の午前10時に政策金利を発表。市場の予想通り、1.75%の据え置きとされた。同時に発表された声明では「政策金利は2020年まで据え置き、利上げは2021年以降」と述べられていた。利上げなしの内容を予想していた市場は、この声明に対しNZドル買いで反応。発表前は74円40銭付近にあったNZドル/円は、発表後1円ほど急騰した。その後NZ中銀総裁が「利下げの可能性はない」と発言し、NZドルはもう数十銭上昇した。

米ドル/円

今年初の111円台

すでに述べたような米政府機関再閉鎖回避への期待や、米中貿易戦争回避の期待からこの日もリスク選好の円売りが進行した。朝方には110円60銭付近にあった米ドル/円は、日中から夜にかけて一貫して上昇。午後10時半には米1月CPIが発表され、予想を0.1ポイント上回る前年同月比+1.6%だった。この統計も米ドル買いを後押しし、14日朝までには今年初となる111円台をつけた。

WTI原油

サウジ減産計画で上昇

前日に米民間団体が発表した週間原油在庫は、予想の前週比270万バレル増に対し発表は100万バレル減だった。その一方、この日になってサウジアラビアが3月は単独で日量50万バレル減産する方針を示した。これらの材料から13日のNY原油は堅調。朝方から夕方過ぎまで53ドル台半ばでほぼ横ばいだった価格は、夜になって上昇し一時54.5ドルに。その後も14日朝まで54ドル台に留まった。

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