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23
Jul

ユーロ圏と南アが政策金利を据え置く

user 著者 鳥羽賢

22日にユーロ圏と南アフリカが政策金利を発表した。

両国・地域は政策金利を据え置く

日本が4連休に入った22日だが、海外ではほぼ通常通りの1日だった。午後8時45分にはユーロ圏が政策金利を発表し、予想通りの据え置きだった。しかし今後の利上げガイダンスが修正され、これまでよりインフレを容認しゼロ金利を長期続けていく姿勢が示された。また午後10時頃には南アフリカが政策金利を発表し、こちらも予想通りの3.5%据え置きだった。

今日の展望

今日は午後9時半にカナダの5月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

28,000円台の高値で推移

日本の株式・先物市場が休場していた22日だが、シカゴなど海外の日経225先物は取引が行われた。前日のNYダウは286ドル高と続伸し、その間日経225先物も28,000円近くまで上昇。22日日中には28,000円付近の高値での推移が続き、夜になっても大きく崩れず。23日朝方にはもう一段の上昇が見られ、28,100円を回復している。

WTI原油

続伸し72ドルに接近

今週前半は5ドル以上下落したNY原油だが、21日以降はリスク選好姿勢が戻り大きく反騰している。22日朝方に70ドルだった価格は日中しばらく同じ水準に留まった後、夕方に上昇し夜には71ドル付近で推移。23日未明になるとさらに上昇し、同日午前中には72ドルに接近して先週末の産油国による増産合意直前の水準を上回っている。

ユーロ/円

ECB総裁会見で乱高下

ECBによる政策金利発表前となった22日のユーロ/円は、朝方から発表前までは130円付近で小動き。そして午後8時45分には政策金利据え置きが発表され、同時に利上げのガイダンスが修正されゼロ金利を長期続けることが示された。この発表を受けてユーロが20銭ほど下落。午後9時半からのラガルド総裁の会見ではユーロ圏の経済見通しに楽観的な言葉があったために一旦130円を回復したものの、その後ガイダンス修正がメンバーの圧倒的多数から支持されていたとの発言があると50銭以上下落する乱高下となった。

米ドル/円

米雇用指標は予想より悪化

米ドル/円は22日日中は110円20銭前後で推移。そして午後9時半には米新規失業保険申請件数が発表され、予想の35万件に対し発表は41万9000件と予想より悪化していた。この指標発表直後に下落し110円に接近したが、110円は割らなかった。午後11時には6月中古住宅販売件数が発表されこちらも予想を下回る年率換算586万件だった。しかしこの指標に対してはほぼ反応せず、23日朝まで110円10~20銭のレンジに留まった。

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