21
Nov

エヌビディアの決算は良好もNY株下落

user 著者 鳥羽賢

20日のNY株式市場では主要指数が下落した。

NASDAQは2%安

19日のNY株式市場終了後にエヌビディアが8~10月期決算を発表し、売上高・純利益ともに市場予想を上回る良好な決算だった。この決算を受けてこの日のNY株式市場前半にはダウ工業平均など主要指数が上昇。しかし最近の株式市場の軟調な地合を完全に変えることはできず、中盤以降に下落して386ドル安で終了。エヌビディアが含まれるNASDAQ総合指数はより大きな下落率となり、2.1%安の22,078で終了した。

今日の展望

今日は午後5時半からECBのラガルド総裁が発言をします。午後11時45分にアメリカの11月製造業・サービス業PMIが発表されます。

日本225(円)

場中に暴騰後先物暴落

先週に米政府機関の閉鎖が解除されFRBによる早期追加利下げ観測が後退して以来下落していた東京株だが、早朝発表のエヌビディア決算が好調だったことでこの日は力強い回復が見られた。日経225平均は592円高の49,129円で寄り付き、寄り後に1,000円以上暴騰して50,000円を回復するとともに上げ幅が2,000円を超えた。しかしその後は前場の残り時間から後場にかけて緩やかに下げ、終値は1,286円高の49,823円だった。

米ドル/円

157円台後半まで円安が進行

高市政権が今週になって20兆円規模の物価高対策を打ち出したが、それがまた円売り材料となり円安が急激に進行している。20日朝方に1ドル=157円だった米ドル/円は、日中から円安が進行して午後には157円台後半をつけた。157円台で夜まで推移した後、午後10時半には遅れた米9月雇用統計が発表され予想を上回る11万9000人だった。だが同時に発表された9月平均時給が予想を下回ったため、発表直後に小幅に乱高下。その後は21日未明にかけて157円台半ばに留まった。

エヌビディア

序盤上昇もその後急落

すでに述べたようにエヌビディアが日本時間の20日早朝に8~10月期決算を発表し、売上高は前年同期比62%増の570億ドル、純利益は同65%増の319億ドルと良好な内容だった。19日を186.52ドルで終えた同社の株は、良好な決算を受けて20日のNY株式市場序盤に一時5%上昇。しかし高値警戒感は拭えず、その後は中盤から終盤にかけて下げが続き終値は3.1%安の180.64ドルだった。

ビットコイン

下げ止まらず1,350万円

先月中旬頃からビットコインと仮想通貨市場全般が下落しており、いまだに止まる気配がない。20日朝方に1,400万円を割って1,300万円台をつけたビットコインは、午前中に反発して午後には1,450万円を回復。だが午後10時頃から急落して21日未明には1,400万円を大きく割り、21日正午頃には5月以来の安値となる1,350万円まで下落した。また米ドル建てでは4月以来の安値となる8万5000ドル付近まで下落。(注:チャートは米ドル表記です)

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