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Jun

USDCのサークルがNYに上場

user 著者 鳥羽賢

5日にUSDCのサークルがNY株式市場に上場した。

一時は100ドル突破も

ステーブルコインとして世界2位の規模を持つUSDコイン(USDC)を運営するサークルが、5日にNY株式市場に上場した。このIPOは売り出し価格が1株あたり31ドルだったが、上場初値は69ドルと2倍以上だった。そして市場序盤には一時100ドルを超える好調な出だしで、そのまま高値で推移し終値は83.23ドルと売り出し価格から168%高だった。一方ダウ工業平均は中盤にプラス圏で推移したものの終盤になると下落し、108ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の第1四半期GDP確定値が発表されます。午後9時半にアメリカの5月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

37,000円台半ばで安定

前日のNYダウは92ドルの小幅安で終了し、その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均は157円安の37,590円で寄り付き。しかし場中は前日と同様にボラティリティの低い相場となり、高値から安値までの差はわずか200円程度のまま推移し終値は193円安の37,554円だった。夕方以降の先物はしばらく場中終値付近で推移した後、夜には一時37,300円台まで下げたがすぐに切り返し37,000円台半ばのレンジをブレークすることはなかった。

ユーロ/円

ECBは予想通り利下げ

ユーロ/円は5日朝方には1ユーロ=163円付近で推移していたが、日中は緩やかに上昇し163円50銭で午後9時15分の政策金利発表を迎えた。そして3つある政策金利は予想通り全て0.25%引き下げと発表され、最重要金利は2.15%にされた。この利下げは予想通りでユーロはあまり反応しなかったものの、その後のラガルド総裁の会見で「金融緩和サイクルの終了に近付いた」との発言があると利下げ打ち止め観測が台頭。ユーロは急上昇して6日未明には一時164円50銭をつけた。

米ドル/円

米中首脳の電話会談でドル高

5日朝方に1ドル=142円70銭だった米ドル/円は、日中は緩やかな円安・米ドル高が進行した。そして午後9時半には米新規失業保険申請件数が発表され、予想をやや上回る低調な数字だった。この指標発表後に小幅下落した後、しばらくの間は143円台前半で乱高下。だが午後11時頃に「米中の首脳が電話で会談した」と報じられるとリスク後退への期待が高まり、米ドル高が進行して一時は144円に近付いた。なお6日午後9時半には米5月雇用統計の発表が予定されている。

ココア

10,000ドルを回復

NYココアは5月になってコートジボワールの今期のカカオ豆に品質の悪いものが多く混じっていたために上昇し、5月下旬には今後降雨が増えるとの予想からようやく下がってきた。今週5日は9,800ドル付近から始まった相場だが、コートジボワールからの輸出が滞っているとの情報が流れたことで上昇し節目の10,000ドルを回復した。

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