S&P500指数とNASDAQ総合指数は10日も最高値を更新した。
今週になってトランプ大統領の相互関税再開のための書簡が各国に送付されているものの、週前半に下落したNY株式市場の地合は週後半になって回復。ダウ工業平均は序盤に一時的にマイナス圏に沈んでいたがその後は上昇し、終値は192ドル高だった。またS&P500指数は17ポイント高で終わり今月3日につけた史上最高値をわずかに更新。NASDAQ総合指数も最高値を更新し、エヌビディア株は終値ベースで初めて時価総額4兆ドルを超えた。
今日の展望
今日は午後9時半にカナダの6月雇用統計が発表されます。
前日のNYダウは217ドル高で終了し、日経225先物も10日早朝には40,000円付近で上昇。しかし東証開始前の午前8~9時にかけてまとまった売りが出て、そのまま日経225平均は26円安の39,795円で寄り付き。場中は前場から後場にかけて39,600~700円のレンジを中心とした方向感に欠ける動きが続き、終値は175円安の39,646円だった。夕方以降の先物もしばらく大きな動きはなかったものの、11日午前9時頃に一瞬上昇した。
今週になってからまた一段と上昇しているビットコインだが、10日になって米政府がバイデン政権で仮想通貨取引所に課していた報告義務を廃止と発表したことがまた買い材料となった。10日日中は1,600万円で横ばいだったビットコインレートは、日付が11日に変わった頃から上昇。午前1~2時頃と午前6時過ぎの2回大きな上昇があり、11日午前中には1,700万円を超えて1月につけた史上最高値を更新した。また米ドル建てでは一時11万7000ドルを超えて最高値の大幅更新となった。(注:チャートは米ドル表記です)
米政府が仮想通貨取引所の報告義務を廃止と発表したことは、ビットコインだけではなく仮想通貨市場全体に対しても買い材料となった。10日日中は40万5000円付近であまり動かなかったイーサリアムだが、11日未明には上昇し特に午前6時頃に急騰して今年2月以来の高値となる43万円をつけた。また米ドル建てでも同様に11日午前6時頃に急騰し、節目の3,000ドルを回復した。(注:チャートは米ドル表記です)
エヌビディア株は好調な値動きが続いている。前日・9日には場中に一時164ドルを超え、その時点で世界初の時価総額4兆ドル企業となった末に162.88ドルで終了した。そして一夜明けた10日は前半下落し一時は161ドル台をつけたものの、後半になると切り返して0.7%高の164.10ドルで終了。この日は終値ベースでも世界初の時価総額4兆ドル超えとなった。
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