22
Jul

S&P500とNASDAQが最高値更新

user 著者 鳥羽賢

週明け21日のNY株式市場は落ち着いた値動きだった。

日本は海の日で休場

20日に日本では参院選が行われ、与党・自公が過半数を失う大敗で終了した。しかし懸念されていた金融市場への影響は軽微で、21日は日本が海の日で東証休場ながら取引が行われた日経225先物も大きな動きがなく安定して推移。そして夜に発表された米景気指標は予想を多少下回ったものの、NY株式市場は落ち着いた1日となりダウ工業平均は19ドル安で終了。S&P500指数とNASDAQ総合指数は小幅ながらプラスで終わり史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後9時半からFRBのパウエル議長が発言をします。午後11時にアメリカの7月リッチモンド連銀製造業指数が発表されます。

日本225(円)

39,800円付近で上下

すでに述べたように日本では20日に参院選が行われ、与党・自公が過半数を失う大敗で終了した。21日は海の日で東証は休場していたものの、大阪の日経225先物は祝日取引が行われた。先週を39,700円で終えた先物は、今後政局が不安定になる見通しにも関わらず朝方の開始直後に200~300円上昇。東証が休場だったためにその後は大きな動きがなく、日中から夜にかけて39,800円を挟んだ上下が続いた。

米ドル/円

選挙後は円高が進行

参院選は与党の敗北で終わったが、選挙前に一部で予想されていたほど壊滅的な敗北ではなかったため、選挙後21日の為替市場は円高・米ドル安基調となった。先週を1ドル=148円70銭で終えた米ドル/円は、週明けは下窓を開けて148円から始まり、直後に50銭ほど円高に。その後は日中から夜にかけて一貫して円高に動き、148円を割っても止まらず。夜に発表された米経済指標が予想を下回ったことでその後一時は147円に接近したものの、そこでようやく円高が止まった。

1ヶ月ぶりの3,400ドル

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。先週を3,350ドルで終えたNY金は、週明け21日はほぼ同じ水準からスタート。そして日中から夜にかけて一貫して米ドル安と逆に金価格は上昇が続き、特に夜になって発表された米経済指標が予想を下回ったことで金高が加速。一時は約1ヶ月ぶりとなる3,400ドルをつけた。

エヌビディア

2営業日続落

好調な値動きが続くエヌビディアは今月に世界で初めて時価総額4兆ドルを突破した企業となり、先週には一時4兆2000億ドルを超えたが18日金曜は小幅安で172.41ドルで終了した。そして明けた21日のNY株式市場では、前半には主にプラス圏で推移していたものの後半になると下落。この日は0.6%安の171.38ドルで終わり、時価総額は約4兆1800億ドルになった。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう