24日のNY株式市場は続落した。
24日午後11時に米8月新築住宅販売件数が発表され、予想の年率換算65万件を上回る80万件だった。住宅指標が予想を上回ったことでFRBによる今後の利下げ観測がやや後退し、この日序盤のNY株式市場は上昇。ダウ工業平均は一時150ドルほど上昇したものの、中盤以降は下げに転じ終値は171ドル安だった。また主要3指数の他2つ、S&P500指数とNASDAQ総合指数もマイナス引けだった。
今日の展望
今日は午後4時半にスイスの政策金利が発表されます。26日午前4時にメキシコの政策金利が発表されます。
23日は秋分の日で東証が休場したため、取引が行われた日経225先物も日中は大きな動きがなかったが、夜から24日未明にかけてやや下落した。そして連休明け24日の日経225平均は9円安の45,484円で寄り付き、前場は軟調な展開となり45,200円付近まで下落。しかし後場になると地合が変わって上昇し、この日の寄り値も超えて137円高の45,630円で終了。場中終値の最高値を更新した。
先週のFOMCでは今年初の利下げが発表され、焦点は今後の追加利下げに移っている。そして24日未明にFRBのパウエル議長が講演を行い、金融政策について「良い位置にある」と発言して追加利下げに消極的な姿勢を見せた。これが24日の為替市場で米ドル買い材料となり、朝方に1ドル=147円60銭だったレートはその後日中から夜にかけて円安が進行。午後11時に発表された米住宅指標も米ドル買い材料となり25日未明には一時149円に接近したものの、そこで米ドル高は一旦止まった。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。FRBの利下げ観測を背景として上昇が続く金は、今週は連日最高値を更新し23日夜には一時3,790ドルをつけた。24日は正午頃に多少上昇して3,780ドルに再度接近したが、その後は米ドルの上昇と反対に下落。下げは夕方から夜、そして24日未明まで続き一時3,710ドル台をつけたものの、そこで下げ止まりその後はやや反発した。
NY原油は23日日中は63.6ドル付近でほとんど動きがない相場が続いた。だが夕方頃からはロシアとウクライナの停戦交渉が停滞していることなどによって懸念が広がり上昇。さらに夜には米週間原油在庫が発表され、予想の前週比80万バレル増に対し発表は60万バレル減と減少していた。この統計がまた原油買い材料となり、25日未明には約3週間ぶりに65ドルをつけた。
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