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Oct

NY株式市場は暴騰が止まる

user 著者 鳥羽賢

NYダウは前2日の暴騰が終わり停滞した。

ADP雇用統計は予想を上回る

5日夜に米9月ADP雇用統計が発表され、予想の前月比20万人増に対し発表は20万8000人増とわずかに上回った。またその後発表された9月ISM非製造業景況指数も予想以上だった。しかし前2日でダウが合計1,500ドル以上も暴騰してきたNY株式市場は、5日になると調整相場となり序盤には下落。ダウの下げ幅は一時400ドルに近付いたものの中盤以降に切り返し、終値は42ドル安だった。

今日の展望

今日は午後8時半にECBの議事要旨が公表されます。

日本225(円)

日経の上げは小幅に留まる

債券利回りの低下を受け前日のNYダウは825ドル高と連日の暴騰を見せたが、東京市場はNY市場の暴騰についてゆけなかった。日経225平均は219円高の27,211円で寄り付き、場中には前日ほど上昇せずに前場から後場にかけて寄り値付近で横ばい。終値は128円高の27,120円だった。夕方以降の先物は一旦下落して一時27,000円を割ったものの、深夜から6日未明にかけて数百円上昇した。

WTI原油

産油国が減産を決定

産油国が5日夜に会合を開いて今後の原油生産について協議し、11月から日量200万バレルの大幅増産を決定した。5日日中には86ドル台で推移していたNY原油だが、夕方頃になって減産が決定される見通しが高まると上昇。そして減産決定の報道が流れると88ドルまで急騰し、その後は6日朝まで主に87ドル台に留まった。

米ドル/円

介入ライン意識の動きが続く

9月22日に145円台後半をつけた時に政府日銀が介入を行ったため、その後の米ドル/円は介入ラインの145円を意識した展開が続いている。5日朝方には円高の動きがあり、一旦143円60銭まで下落。しかし1~2時間後には144円台前半まで戻ってきた。その後日中から夜にかけて緩やかな円安が続き、米9月ADP雇用統計や9月ISM非製造業景況指数などが予想を上回ったことで144円80銭まで上昇。しかし145円の介入ラインが意識され、それ以上円安にはならなかった。

天然ガス

原油とともに上がる

NY天然ガスは5日日中は目立った動きがなく、100万BTU=6.6ドル台で緩やかな下げが継続。しかし夜になって産油国が原油の日量200万バレル減産を決定すると原油価格が急騰。同じエネルギー銘柄である天然ガスも同時に20~30セント上昇し、一時は7ドルを突破。その後6日未明には6.9ドル台での横ばいが続いた。

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