NY株式市場は13日も上昇した。
今週12日に発表された米7月CPIが予想を下回ったことで、FRBによる9月の利下げ観測が高まりNY株式市場にとって買い材料となっている。13日は重要な米経済指標の発表はなかったものの、FRB利下げ期待を受けてNY株式市場は序盤から多くの銘柄が買われた。ダウ工業平均は序盤から上昇して463ドル高で終了し、S&P500指数とNASDAQ総合指数は連日の史上最高値更新となった。
今日の展望
今日は午後3時にイギリスの第2四半期GDPが発表されます。午後9時半にアメリカの7月卸売物価指数が発表されます。
先週8日に赤沢経済再生担当相が米関税を定めた大統領令を修正してもらえる可能性があると発言したことがリスク後退材料となり、その後の東京株は暴騰相場となっている。前日・12日のNYダウが483ドル高だったこともあり、13日の東証では372円高の43,090円と寄り付きから史上初めて43,000円台を突破。場中にも上昇し一時は43,400円台をつけたが終盤に多少反落し、終値は556円高の43,274円と終値ベースでも最高値だった。
米ドル/円は13日午前中にわずかに円安に動き1ドル=148円を回復したものの、FRBによる早期利下げ観測が残っているため、日中は円高・米ドル安が進行して夜までに147円台前半になった。その後しばらくは大きな動きがなかったものの、日本時間の14日早朝になって米のベッセント財務長官が「金利は現在の水準から1.5~1.75%引き下げられるべき」と発言。財務長官による利下げ要求発言がまた米ドル売り材料となり、14日午前には146円台をつけた。
最近になって産油国が9月の増産を決めたことで、原油価格は下げが続いている。また13日になってIEA(国際エネルギー機関)が発表した月報によると、今後来年にかけて石油の供給が増加するとされた。これが新たな売り材料となり、日中は63ドル付近で細かく上下していたNY原油は夜になって下落し一時は61ドル台をつけた。しかしそこで下げ止まって14日未明にかけて反発して午前中にはまた63ドルに接近した。
先週に米確定拠出年金・401(k)の仮想通貨への投資が解禁されて以来仮想通貨市場は上昇しており、特にイーサリアムの上げが目立っている。ここ数日何度か史上最高値を更新して13日朝方には68万円をつけていたイーサリアムは、13日も日中から夜にかけて緩やかながら上昇。14日朝方には史上初めて70万円をつけて再度最高値を更新した。また米ドル建てでも4,700ドルを突破して2021年につけた最高値に迫った。(注:チャートは米ドル表記です)
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。