9日はNY株式市場の主要3指数が揃って反発した。
トランプ大統領の相互関税が再開されるとの見通しから、今週7~8日のNY株式市場では軟調な展開が続いた。しかし9日になると地合が改善し、ダウ工業平均は序盤に一時300ドルほど上昇。中盤に反落して一瞬だけマイナスになったものの終盤にまた上昇し、終値は217ドル高。S&P500指数とNASDAQ総合指数もプラス引けだった。またエヌビディア株が上昇して一時的に時価総額4兆ドルを突破した。
今日の展望
今日は午後3時にドイツの6月消費者物価指数が発表されます。午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。
為替市場が円安に動いたことなどから8日夜から9日未明にかけて日経225先物が上昇し、9日未明には40,000円をつけてその後も朝方まで39,900円台に留まった。その流れから東京株式市場では日経225平均が254円高の39,942円で寄り付いたものの、直後に39,500円台まで急落。だがその後は前場の残り時間から後場にかけて緩やかな反発が続き、終値は133円高の39,821円だった。
NZ中銀が9日午前11時に政策金利を発表し、予想通り3.25%のまま据え置きだった。同時に発表された声明では「インフレ率は今後目標レンジ1-3%の上限に向かって上昇する」とインフレ率の上昇が予想されていた。9日午前の政策金利発表前は1NZドル=88円付近で推移していたNZドル/円だが、この発表と声明を受けて一瞬数十銭上昇。しかしすぐに発表前の水準に戻り、その後は午後から夜にかけて細かく上下しつつも緩やかな円高・NZドル安が続いた。
9日朝方には1,600万円付近だったビットコインは、日中は大きな動きがなく1,600万円付近で横ばい。そのまま夜になってもあまり動かなかったものの、10日午前4時過ぎに急騰して一時は1,630万円をつけた。米ドル建てでは9日日中から夜にかけて10万9000ドル付近で推移し、10日午前4時過ぎの急騰で11万2000ドルをつけて史上最高値を更新した。(注:チャートは米ドル表記です)
エヌビディア株は前日を160.00ドルジャストで終了し、9日になるとNY株式市場の地合が回復したこともあり序盤から急騰。一時は164ドルを超え、この時点で時価総額が世界で初めて4兆ドルを超えた企業となった。だがその後は大きな上昇はなく163ドル付近で横ばいが続き、終値は1.8%高の162.88ドルだった。
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