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Jun

NY株が5営業日ぶりに反落

user 著者 鳥羽賢

21日はNY株式市場が下落した。

中東情勢への懸念で下落

利下げ期待から今週は上昇が続いてきたNY株式市場だが、21日になると反落。この日の前半には上昇し、ダウ工業平均が26,900ドルを突破し昨年10月3日につけた場中の史上最高値に接近。しかしアメリカが前日にイラン攻撃を計画していたことなどが発表され、中東情勢への懸念が高まるとその後は下落。終了間際にもまとまった売りが入り、終値は34ドル安の26,719ドルだった。

来週月曜の展望来週月曜は午後5時にドイツの6月IFO企業景況感指数が発表されます。

日本225(円)

円高を受け下落

前日のNY株式市場ではダウが249ドル高と4日連続高。だが為替市場ではFRB利下げ観測から円高が進行したため、東京株式市場は軟調だった。日経225平均の寄り付きはわずか25円高の21,487円。そして日中には為替がさらに円高に動いたために、特に後場になって大きく下落。終値は204円安の21,258円と、NY株高にも関わらず大幅安で終了した。夕方以降の先物には大きな動きはなく、22日朝まで21,200円台で推移。

米ドル/円

107円近くまで下落後反発

すでに述べたようにFRBの利下げ期待が高まっており、21日の日中に米ドル/円は続落。一時は107円に接近した。だが夕方以降になると、米長期金利が上昇したことを手掛かりに上昇し、夜には107円70銭を回復した。その後は中東情勢懸念からNY株式市場が下落したため、リスク回避の円買いが入り今週終了時までに107円台前半まで下落。

1,400ドルをつけた後下落

利下げ期待は金利を生まない資産である金の相対的価値を上昇させ、ここ数週間は金が上昇。21日朝にも大きな上昇があり、1,400ドルを超えて2013年9月以来5年9ヶ月ぶりの高値となった。しかし午後になって最近の上がりすぎからきた反動で利益確定売りが増え、20ドル以上下げて一時は1,380ドル台前半に。夜以降になると中東情勢懸念からリスク回避の買いが入り、1,400ドルに再接近して今週を終えた。

ユーロ/円

経済指標好調で上昇

ユーロ/円はこの日の日中にはやや下落し、午後には121円に近付いた。そして夕方にはユーロ圏と仏独の6月製造業・サービス業PMIが発表され、全体的には予想を上回る好調な数字だった。この数字を受けてユーロが夕方以降上昇。NY株式市場は22日未明に下落したがユーロには影響なく、22日朝までに122円を回復した。

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