28日のNYダウは244ドル安だった。
28日にトランプ大統領が一部ソフトウェアの中国への販売を停止と命じたことから、米中対立の激化懸念が台頭。またこの日の市場終了後に発表される予定のエヌビディアの2~4月期決算発表待ちもあり、NY株式市場は買いのエネルギーに欠ける1日となった。ダウ工業平均は開始後に一時的にプラス圏に浮上したものの、その後は序盤から終盤まで下げが続き244ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの第1四半期GDP改定値が発表されます。時刻は未定ですが南アフリカの政策金利が発表されます。
週末にトランプ大統領がEUへの50%関税を7月9日まで延期と発言したことで、休場明け27日のNY株式市場は全面高となりダウは740ドル高で終了。その流れから日経225先物も28日早朝までに38,300円まで上昇したものの、東証開始の午前9時頃に急落。その流れから日経225平均は370円高の38,094円で寄り付き、場中は前場から後場にかけて利益確定売りが多く入り終値は2円安の37,722円だった。
米ドル/円は28日朝方には一旦1ドル=143円台まで円高になった後、日中は144円台前半で小動き。夕方から夜にかけてやや円安に動き144円台後半になった。29日午前3時にはFOMC議事要旨が公表されたものの、金融政策に関して特筆すべき内容はなく為替レートは大きく反応しなかった。しかし午前8時頃に米裁判所がトランプ関税の一部差し止めを命じたとの情報が流れ、これが懸念を後退させ円売り材料となり146円まで円安になった。
産油国から構成されるOPECプラスが28日に会合を開き、現在の生産調整方針を2026年末まで維持することで合意した。28日日中は61ドル台で推移していたNY原油は、この合意を受けて夜以降上昇して62ドルを回復。さらにシェブロンのベネズエラにおける石油生産の契約が終了との情報が流れ、それも原油買い材料となり29日朝方には62.5ドルを超えた。
コートジボワールで今期収穫されてカカオ豆に品質の悪いものが混じっていたため4月から5月前半にかけて上昇してきたココア価格だが、今後は降雨があり生産量が改善するとの予想から5月後半に入り下げが続いている。27日を1トン=9,800ドルで終えたNYココアは28日になっても軟調な展開となり、一時は9,400ドル台をつけて9,680ドルでこの日を終えた。
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