9日もNYダウは243ドル下落した。
米では10月からの予算案に民主・共和両党が合意することができず、10月1日から政府機関の一部が閉鎖されている。そして9日にはつなぎ予算案について7回目の採決が行われたものの、可決することができなかった。政府機関閉鎖のためにNY株式市場はこの日も軟調な動きが続き、ダウ工業平均は一時300ドル以上下げた末に4日連続マイナスとなる243ドル安で終了した。
今日の展望
今日は午後9時半にカナダの9月雇用統計が発表されます。
先週末に高市氏が自民党総裁に選出されたことで、今後の財政拡大政策への期待から今週は円安と同時に株高が進行している。9日の東証では日経225平均は301円高の48,035円で寄り付き、前場には幅広い銘柄に買いが入り数百円上昇。後場になっても買いは止まらず一時は上げ幅が850円を超えて場中の史上最高値を更新。終値は846円高の48,580円で、終値ベースでも最高値を800円以上更新した。
すでに述べたように高市新総裁の政策が今後の財政赤字拡大につながるとの懸念が高まり、総裁就任後の今週になって為替市場では急激な円安が進行している。9日朝方には1ドル=152円台後半だったレートは、午後になって上昇し153円を突破。その後調整で152円台まで後退した後、午後10時頃から高市総裁がテレビに出演して円安をけん制する発言を行った。この発言で152円付近まで円高になったが一時的な動きで終わり、すぐに円安に戻り10日未明は主に153円台に留まった。
昨年から今年前半は暴騰していたココア価格だが、8月下旬頃からは一貫して下落。また最近になって西アフリカの生産国であるガーナとコートジボワールで、政府がカカオ豆農家に対する補助金を増額すると発表。これがココアの新たな売り材料となっている。8日を5,950ドル付近で終えたNYココアは、9日の市場前半には上昇して6,000ドルを回復したものの後半に下落。一時は5,900ドルをつけて昨年2月以来1年8ヶ月ぶりの安値を連日更新した。
中東では2023年10月以来イスラエルとハマスの戦闘が続いてきたものの、今週9日になって停戦で合意した。この停戦合意はハマス側が全ての人質を解放するなど、紛争終結に向けた大きな一歩になると見られている。9日朝方に62ドルだったNY原油は日中に62ドル台後半まで上昇。だがその後停戦が報じられたことが売り材料となり、夜に大きく下落して10日未明は主に61ドル台前半で推移した。
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