26日のNYダウは300ドル高だった。
26日午後9時半に米8月個人消費のPCEデフレーターが発表され、予想通りの前年同月比+2.7%だった。インフレ指標が予想通りだったことでこの日のNY株式市場には買い安心感が広がり、ダウ工業平均は序盤から上昇。そのまま中盤から終盤にかけてプラス圏で推移し、終値は300ドル高と4営業日ぶりに上昇した。また主要3指数の他2つ、S&P500指数とNASDAQ総合指数もプラス引けだった。
来週月曜の展望
来週月曜は午後11時にアメリカの8月住宅販売保留指数が発表されます。
前日発表の米第2四半期GDP確定値が予想を上回ったことでFRBによる早期追加利下げ観測が後退し、NYダウは174ドル安で終了。その流れからこの日の東京株式市場も軟調な1日となり、日経225平均は120円安の45,634円からスタート。前場には上昇して一瞬前日終値を超えたものの、昼休みの先物から後場は下落して400円安の45,355円で終了した。先物は指数から200円ほど低い水準で推移しているため、夕方以降は午後8時頃と27日未明に一時45,000円を割った。
ウクライナ紛争や米原油在庫が予想外に減少していたことなどを材料に、今週のNY原油は上昇が継続。26日朝方には65.2ドルだった原油価格は、日中はあまり動かなかったが夕方頃に小幅下落し一旦65ドルを割った。だがその後、ウクライナのドローンが再度ロシアの石油関連施設を攻撃したとの情報が流れた。これが買い材料となって上昇し、66ドルを超えて一時は8月上旬以来1ヶ月半ぶりの高値をつけた。
オラクルは今月9日に6~8月期の決算を発表。売上高・純利益はまずまずだったが、今年度以降のクラウドインフラ部門で強気な売上高見通しを発表した。これが投資家に好感され発表直後は同社の株が1日で36%も暴騰したが、その後は軟調な動きが続き25日の終値は291.33ドル。そして26日は開始直後に一時プラス圏に浮上したものの、その後は軟調な動きが続き2.7%安の283.46ドルで終了して決算発表以降の最安値となった。
カナダドル/円は26日朝方には1加ドル=107円50銭付近だったが、日中にはごく緩やかなペースで円高・カナダドル安が進行。午後9時半のカナダ7月GDP発表前には107円40銭になった。そして発表されたGDPは、予想の前年同月比0.7%増を上回る0.9%増だった。この統計にはあまり反応しなかったものの、その後20銭ほど円高になった末に今週の終値は107円30銭だった。
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