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Apr

NYダウが約1,000ドルの乱高下

user 著者 鳥羽賢

7日のNY株式市場は乱高下を見せた。

NY州の死者急増で下げる

7日のNY株式市場は、アメリカにおけるCOVID-19の流行がピークアウトしたとの期待から序盤に上昇。ダウ工業平均の上げ幅は一時1,000ドルに近付いた。しかしその後、前日のNY州の死者数がこれまでで最多の731人になったとの発表から、流行はまだまだ続くとの懸念が台頭。後半になって大きく値を崩し、ダウの終値は26ドル安の22,653ドルとマイナスで終了。高値から1,000ドル近く下げる乱高下だった。

今日の展望9日の午前3時に米FOMCの議事要旨が公表されます。

日本225(円)

先物が一時20,000円に接近

前日のNYダウは1,627ドル高と暴騰し、その流れからこの日の日経225平均も高く寄り付き、302円高の18,878円からスタート。場中はそのまま上下約300円ずつのレンジで推移し、終値は374円高の18,950円だった。しかし夕方になると、欧州株式市場の上昇などから日経225先物も大きく上昇。一時は19,800円を超えて約1ヶ月ぶりの20,000円に近付いたが、その後NY株の下げから大きく反落し、8日朝には19,000円付近まで後退した。

WTI原油

米の減産不参加見通しで急落

NY原油は先週後半にトランプ大統領がサウジとロシアを誘って大幅減産を計画していると伝わり、30ドル近くまで大きくリバウンドした。7日朝には26ドル台後半にあったものの、その後夜にかけて小幅下落。またOPECはアメリカの参加を要求しているが、この日の夜に米政府が減産には参加しないと示唆する発言を行った。この発言によって減産の実現見通しが後退し、原油は23ドルまで急落したがその後は8日朝にかけてリバウンド。

豪ドル/円

豪政策金利は据え置き

7日の午後1時半に豪中銀が政策金利を発表。3月は豪も含めて各国が大幅利下げを行ってきたが、株式市場が落ち着いたこともあり7日の発表は0.25%の据え置きだった。朝方から政策金利発表前まで66円60銭付近で推移していた豪ドル/円は、発表後は上昇が継続。午後11時頃には67円60銭に到達した。だがその後はNY株式市場の軟調な展開などからリスク回避の円買いが進み、8日朝には政策金利発表前の水準まで下落した。

米ドル/メキシコペソ

週明けに史上最安値

為替市場では新興国通貨の下落が続いており、メキシコペソは3月に約20%下落した。そして今週明けにも急落し、6日には1米ドル=25.8ペソの史上最安値をつけた。7日朝には24.6ペソまで反発したレートは、この日も反発し一時は23ペソ台になった。メキシコペソ/円も同様に週明けに1ペソ=4.25円の史上最安値まで下落していたが、7日の朝方から夜にかけて反発し一時は4.55円まで回復した。

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