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NYダウが最高値更新

22日はNYダウが最高値を更新した。

最高値更新は8月以来

米の債務上限問題がひとまず12月まで先延ばしされ、かつ23日に猶予期限を迎えた恒大集団の利払いが行われたと報じられたことで、株式市場の懸念が遠のいた。22日のNY株式市場は大幅上昇はしなかったものの堅調な動きで、ダウ工業平均は中盤に一時マイナス圏に沈んだがその後はプラス圏で推移。終値は74ドル高の35,677ドルで、8月16日につけた史上最高値を約2ヶ月ぶりに更新した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後5時にドイツの10月IFO企業景況感指数が発表されます。

日本225（円）

恒大集団懸念後退で上昇

前日は恒大集団問題懸念などから547円下落した日経225平均は、22日も130円安の28,578円で寄り付き。しかしその後恒大集団が23日に猶予期限を迎える利払いをできるとの情報が流れ、懸念後退によって前場に大きく上昇。午前10時過ぎには一時29,000円に接近したが越えることはできず、後場になると緩やかな下げが続き終値は96円高の28,804円だった。

トルコリラ/円

最安値を連日更新

21日にトルコ中銀がサプライズで2％の大幅利下げを発表したことで、その後はリラ安が続いている。22日朝頃に史上初めて1リラ＝11円台まで下げたトルコリラ/円は、午前中はあまり動かなかったものの午後2時頃にまとまった売りが出て11円80銭台まで下落。連日の最安値更新となった。対米ドルでも同様で午後2時頃のリラ売りで1ドル＝9.6リラ台までリラ安が進行し、史上最安値を更新した。

WTI原油

84ドルまで上昇

NY原油は22日朝方から夕方頃まで方向感に欠ける動きが続き、82ドル台で上下を繰り返した。だが夜になると恒大集団問題懸念の後退などから上昇が継続。この日発表された米国内の石油掘削リグ稼働数が前週比2基減の443基だったことも買い材料となり、今週終了時までに84ドル付近まで上昇した。

テスラ

この日も最高値更新

20日のNY株式市場終了後に発表されたテスラの7～9月期決算が売上高・純利益ともに最高値を更新していたため、テスラ株は22日になっても堅調な動きが続いた。21日を894ドルで終えた同社の株は、22日は終日プラス圏で推移し900ドルを突破。終値は1.7％高の909.68ドルだった。また終値時点の時価総額は約9,100億ドルとなり、1兆ドル突破に近付いてきた。