12
Nov

NYダウが大幅高で最高値更新

user 著者 鳥羽賢

11日のNYダウは最高値を更新した。

NASDAQは下落

今週中に米政府機関閉鎖が解除されるとの見通しが高まったことで、NY株式市場の地合が好転。11日のダウ工業平均は寄り付きこそわずか16ドル高だったものの、その後は序盤から終盤を通して上昇。終値は559ドル高の47,927ドルで、10月29日につけたこれまでの史上最高値を約2週間ぶりに更新した。一方IT銘柄が多いNASDAQ総合指数はダウとは逆に低調な動きが続き、58ポイント安とマイナスで終了した。

今日の展望

今日は午後4時にドイツの10月消費者物価指数改定値が発表されます。

日本225(円)

朝方上昇も高値を維持できず

米政府機関閉鎖終了への期待を受けて前日のNYダウが381ドル高で終了した流れから、東京株式市場では日経225平均が403円高の51,314円で寄り付き。直後に51,500円まで上昇したものの、高値を維持することはできずその後は前場から後場を通して下落。後場には前場高値からの下げ幅が1,000円近くになる乱高下を見せた末に、69円安の50,842円で終了した。夕方以降の先物は場中引け後に多少反発し、その後は夜から12日未明にかけて51,000円を挟んで上下した。

米ドル/円

夜に雇用者数減発表で急落

高市政権の政策への懸念と期待から米ドル/円は1ドル=150円超えの水準に留まっており、また今週は米政府機関閉鎖の終了期待が高まったことで一段と円安になった。11日朝方には一時154円50銭付近まで円安になった後、日中から夕方過ぎは154円台前半で上下。そして午後10時過ぎには、米民間データ企業が過去4週間に週平均で1万人以上の雇用が減少とのデータを発表。このデータによって50銭ほど円高になり154円を割ったものの、その後は12日未明にかけて急反発して154円を回復した。

ココア

5,700ドル台まで下落

昨年は高騰して年末には12,000ドルを超えたNYココアだが、今年になって大きく値崩れして最近ではピークの半額程度となる6,000ドル付近で推移している。10日を6,100ドルで終えたココアは、西アフリカのカカオ豆生産国で来期の収穫量が増えるとの見通しや世界的な需要減退を受けて11日は急落。この日は一時300ドル以上下げて5,700ドル台をつけ、5,800ドルで終了した。

エヌビディア

前日の反動で3%安

先週末に米が中国に対する関税を10%引き下げ、中国は米の農産物に対する報復関税を停止すると発表したことで米中貿易戦争懸念が後退。週明け10日のエヌビディア株は6%近く上昇して199.05ドルで終了したが、一夜明けた11日になると前日の反動で利益確定売りが多く出て下落。一時は下げ幅が4%近くになり、終値は3%安の193.16ドル。時価総額は4兆7000億ドルとなった。

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