12
Jul

NYダウが史上初の27,000ドル突破

user 著者 鳥羽賢

11日にNYダウが27,000ドルを超えた。

26,000ドルから1年半で達成

前日のFRBパウエル議長の議会証言で今月末の利下げが濃厚となったことを受け、11日はNY株式市場が大幅続伸。史上初めて27,000ドルを突破した。26,000ドルを初めて超えたのは昨年1月なので、それから1年半を経て次の節目を超えたことになる。またS&P500指数も、一時ながら史上初の3,000をつけた。なおこの日はパウエル議長が米上院で証言をしたが、特に目新しい内容はなかった。

今日の展望今日は午後9時半にアメリカの6月PPIが発表されます。

日本225(円)

円安を受け後場に上昇

前日のNY株式市場は利下げ期待から上昇したものの、円高が進行しこの日の東京株式市場は朝方はパッとしない展開。日経225平均の寄り付きは14円高の21,547円だった。しかし正午頃から為替市場で円安が進行したため、東京株も後場になって上昇。終値は110円高の21,643円だった。夕方以降の先物はNY株が大幅上昇したにも関わらずあまり伸びず、12日朝まで21,600円付近で推移。

米ドル/円

午後以降に円安に転換

パウエル議長が証言で今月の利下げを示唆したために、11日未明から午前にかけて米ドル安が進行し午前中には一時107円台に。しかし米ドル安はそこで止まり、夜以降になると米長期金利が2.1%を超えて上昇したため円安が進行。午後9時半に発表された米6月CPIが予想を上回ったことからその後は米ドル買いが加速し、12日朝までに108円台半ばを回復した。

一時1,425ドルまで上昇後下げる

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。パウエル議長の利下げ示唆発言を受け、10日夜の水準から11日午前中にかけ30ドルも上昇し一時は1,425ドルに。しかし午後以降の米長期金利の上昇と、夜の米CPIの数字が良かったことから午後以降は下落。12日朝方には1,405ドルまで下げたものの、そこで下げ止まりの様子を見せている。

ビットコイン(日本円)

2回大きな下落

前日に上昇し140万円を超えたビットコインだが、前日夜以降に下落に転じ11日朝方には130万円付近に。その後正午頃に数万円のやや大きな下落があり120万円台前半になった後、午後から夕方以降にかけ緩やかに反騰。だが12日未明にまた数万円規模の下げがあり、一時は120万円に近付いた。

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