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Apr

NYダウが2週間ぶりの3桁上昇

user 著者 鳥羽賢

19日のNYダウは211ドル上昇した。

日中の地合を引きずらず

19日は午前中にイラン国内でイスラエルの無人機攻撃を迎撃したものと思われる爆発があり、中東情勢の悪化懸念が台頭。日経225平均は約3年ぶりの4桁下落で終了した。しかしイラン側の被害は軽微だったとの情報から、その後は地合が回復。NYダウは序盤からプラス圏での推移が続き、終値は211ドル高で4月5日以来2週間ぶりの3桁上昇を見せた。

来週月曜の展望

来週月曜は午後11時にユーロ圏の4月消費者信頼感指数が発表されます。

日本225(円)

前場に一時1,300円超安

すでに述べたように、19日午前中にはイラン国内でイスラエルの無人機攻撃迎撃による爆発があった。この攻撃でこの日の株式市場の地合が大幅に悪化。日経225平均は355円安の37,724円で始まり、前場は中東情勢悪化懸念を受け暴落相場となり、37,000円を割って下げ幅は一時前日比1,300円を超えた。だがイランの被害が軽微だったとの報道からその後は回復し、終値は1,011円安の37,068円と2021年以来約3年ぶりの4桁下げとなった。

米ドル/円

円急騰で一時153円

イスラエルによるイランへの攻撃は、為替市場にも大きく影響した。19日早朝は1ドル=154円60銭付近で推移していた米ドル/円だが、爆発の報道を受けて午前中に急激な円高が進行。正午前には一時153円60銭をつけたが、被害が軽微だったとの報道から急反発して154円30銭に。その後は夕方から夜にかけて緩やかな円安が続き、攻撃前とほぼ同じ154円60銭で今週を終えた。

WTI原油

爆発を受け85ドルを超える

イラン国内でイスラエルの攻撃を発端とした爆発があったことで、中東情勢悪化懸念が高まり原油相場も動揺した。19日早朝は82ドル付近で推移していたNY原油だが、爆発が報道されると急騰し午前11時半頃には85.5ドルをつけた。しかしイランの被害が軽微だったことや、イランによる報復攻撃の可能性が低いことがわかるとその後急落。夜には爆発前より低い81ドル台をつけ、82ドル付近で今週を終えた。

エヌビディア

突然10%暴落

2023年からAIが爆発的に世界で普及したことにより、AIに必要な部品を製造するエヌビディア株は急上昇が続いてきた。しかし18日を846.71ドルで終えた同社の株は、19日になると序盤から急落。この日はエヌビディアの決算発表があったわけではなく、他の悪材料もなかったが突然の下落であった。下げは中盤から終盤にかけて続き、終値は10%安の762ドルだった。

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