11日のNYダウは大幅高で最高値を更新した。
10日未明にFOMCが米政策金利を発表し、予想通り0.25%の利下げだった。来年の追加利下げは「データ次第」という姿勢が維持されたものの、同時に短期の米国債を今後毎月購入していく計画が発表された。これが景気を下支えするという安心感につながり、翌11日のNY株式市場は序盤から堅調な展開に。ダウ工業平均は寄り付きこそ前日終値とほぼ同じ水準だったがその後大きく上昇し、646ドル高の48,704ドルで終了。約1ヶ月ぶりに最高値を更新した。
今日の展望
今日は午後4時にドイツの11月消費者物価指数が発表されます。同時刻にイギリスの10月鉱工業生産が発表されます。
東京株式市場開始前の午前4時に米政策金利が発表され、予想通りの0.25%利下げだったが同時に短期債の購入が発表されたことなどを好感しNY株式市場は上昇した。その流れからこの日の日経225平均は216円高の50,818円で寄り付いたものの、前日と同様に高値を維持することはできず前場に50,300円台まで下落。昼休み中に先物が売られたことで後場開始直後には50,000円を割ったが、そこで下げ止まりその後は反発して終値は454円安の50,148円だった。
FRBが利下げを発表し、同時に今後の利下げ継続に含みを持たせたことや短期債の購入を発表したため、発表後の為替市場は円高・米ドル安基調となっている。11日朝方までに1ドル=155円70銭台まで円高になったレートは、午前中はやや円安に動き一旦156円を回復。だが午後2時から再度円安になり、夕方以降に加速。午後10時半に発表された米新規失業保険申請件数が予想より多かったことも米ドル売り材料となり、午後12時頃には一時155円を割って154円台をつけた。
スイス中銀が11日午後5時半に政策金利を発表し、大方の予想通り0%のまま据え置きだった。フラン高を止めるためにマイナス金利にするという予想もあったが、同時に発表された声明で「米関税引き下げのためスイス経済の見通しはやや上向いた」との文言があり米関税引き下げが据え置き決定要因と見られる。11日朝方に1フラン=194円台後半にあったスイスフラン/円だが、この日が日中から円安・フラン高が進行。金利据え置きが発表された後もフラン高は止まらず、12日早朝には196円に接近して最高値を更新した。
金価格の最高値更新が続いており、同時に同じ貴金属銘柄の銀も最近になって高騰。今週の9・10日と連日で史上最高値を更新した。11日朝方に62ドル付近だったNY銀は、日中は大きく動かずそのまま62ドルを挟んで上下。だが夜になると再度買いが増えて上昇し、12日未明には64ドルを超えて3日連続で最高値更新となった。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。