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Feb

NYダウが12月の暴落前まで上昇

user 著者 鳥羽賢

15日はNY株式市場が大幅上昇した。

米中貿易協議への期待から大幅高

現在行われている米中貿易協議で合意できるとの期待や、15日以降に予想されていた米政府機関の再閉鎖が回避できたことから、15日のNY株式市場は全面高の展開。ダウ工業平均は444ドル高となり、25,900ドル付近で終了。12月の暴落でダウは4,000ドルも下落したが、1月以降はリバウンド相場が続きついにほぼ12月の暴落前の水準まで回復してきた。

来週月曜の展望

来週月曜は午前8時50分に日本の12月機械受注が発表されます。

日本225(円)

一旦21,000円を割り込む

前日のNY株式市場は下落で終わったため、この日の東京市場も軟調だった。日経225平均の寄り付きこそ88円安の21,051円と21,000円をキープしたが、開始直後に21,000円を割り込む展開。その後は特に大きな材料はなく、前場から後場まで20,900円付近で推移。終値は239円安の20,900円だった。夕方以降の先物はNY株の大幅上昇を受けて上昇し、21,000円を超えて21,200円付近で今週を終えた。

米ドル/円

SF連銀がハト派的な発言

米ドル/円は15日日中から夜まで、110円台前半で比較的動きがなかった。そして夜には米経済指標が複数発表されたが、2月ミシガン大学消費者態度指数が予想の93.0に対し発表は95.5など全体的には好調だった。しかしその一方、サンフランシスコ連銀のデイリー総裁が「今年の利上げは不要」との趣旨の発言を行ったため、米ドルの頭を抑え16日になっても大きな上昇は見られず。今週の終値は15日朝方とほぼ同じ110円40銭付近だった。

米政界の混迷懸念で上昇

アメリカではトランプ大統領が15日に国境の壁建設のために非常事態宣言を発令し、政界の混迷懸念が高まった。そのためこの日のNY金は、リスク回避の買いが入り上昇。NY株式市場は上昇したものの、金相場も同時に上昇した。またSF連銀総裁が年内の利上げは不要との発言を行い米ドルの頭を抑えたことも金買いにつながり、16日朝までに1,320ドルを超え1月31日につけた今年の最高値に迫った。

ユーロ/円

ECB理事の発言で一時下げる

ECBのクーレ理事が、この日になって「最近の景気減速は予想以上」との趣旨の発言。そして新たな金融緩和も辞さないことを示唆した。この発言などから15日のユーロ/円は軟調で、朝方の124円80銭から夜には一時124円30銭まで下落。しかし日付が変わった後は、NY株式市場の暴騰からリスク選好相場になり円売りが進行しユーロも反騰。今週終了時には15日朝とほぼ同じ水準まで回復した。

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