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25
Feb

NYダウが1,031ドル安の暴落

user 著者 鳥羽賢

24日はNY株式市場が暴落した。

COVID-19懸念が世界的に広がる

日本が天皇誕生日の振替休日で休場していた24日だが、イランやイタリアなどでも感染が広がり始めたCOVID-19の懸念が先週末以降さらに拡大。この日は朝からアジアや欧州の株式市場が大きく下げ、夜以降のNY株式市場も序盤から下落。ダウ工業平均は1,031ドル安と2018年2月の2回に続き、史上3度目の4桁下落となった。そして海外の日経225先物も前日比で1,000円程度下落した。

今日の展望今日は午後4時にドイツの第4四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

1日で1,000円程度暴落

日本が振替休日で休場していた24日だが、シカゴなど海外の日経225先物は通常通り取引が行われた。先週を23,200円付近で終えたCME日経先物は、週明け24日はCOVID-19懸念のために朝方から23,000円を割ってスタート。その後も日中から夜にかけて一貫して下げ、NY株式市場の時間になると一段と下落。前日比1,000円を超えて下げ一時は22,000円も割るかに思われたが、22,000円はキープした。

一時は前日比40ドル高

COVID-19の感染拡大に対する不安と世界経済の後退懸念から、「有事の金買い」で金価格上昇が続いている。先週を1,645ドル付近で終えたNY金は、24日は朝方から上昇し1,660ドルを突破。夜までには1,680ドルを越えて2013年以来の高値を更新した。だが上がり過ぎ感から夜以降は下落に転じ、25日朝までには1,640ドル台まで後退した。

米ドル/円

米経済指標悪化で1円近く下げる

先週は円安が進行し一時112円をつけた米ドル/円は、週明け24日は朝方から夜まで111円半ばでほぼ横ばい。そして午後10時半には米1月シカゴ連銀全米活動指数が発表され、予想の-0.18に対して発表は-0.25と下回った。この指標が米ドル売りにつながり、数時間で1円近く下落し110円台半ばに。しかしその後発表された米経済指標は予想より良かったことなどから米ドル安は止まり、25日朝にかけて111円に近付いている。

WTI原油

世界的な需要懸念が拡大

COVID-19の流行による世界経済の後退懸念は、世界的な原油の需要減退懸念につながっている。先週終値は53ドル台だったNY原油だが、24日は下窓を開けて52ドル台からスタート。そして夕方頃から下落が進行し夜過ぎには50ドルに近付いたが、NY株式市場が下げ止まったことなどからその後は51ドル台までリバウンドした。

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