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Oct

NY株式市場は下げ後回復

user 著者 鳥羽賢

15日のNY株式市場は序盤下落した。

新規失業保険申請件数が増加

15日午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表され、予想の82万5000件に対し発表は89万8000件だった。また同時に発表されたNY連銀製造業景況指数も、予想を下回る低調な数字だった。これらの指標や欧州で感染が再拡大している懸念から、序盤のNY株式市場は下落しダウ工業平均の下げ幅は300ドルを超えた。しかし中盤以降は反騰が続き、終値はわずか20ドル安だった。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの9月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

先物が23,300円台まで下落

前日のNYダウは166ドル安と続落し、この日の日経225平均も78円安の23,548円で寄り付いた。その後も欧州の感染拡大懸念などから売りが優勢となり、前場には下落。昼休みの先物も売られ、後場開始時は23,400円台に。しかしその後は反発し、終値は119円安の23,507円だった。夕方以降は欧州株やNYダウ先物の下げなどを受け日経225先物も23,300円台まで下落したが、16日未明にリバウンド。

WTI原油

米原油在庫減で上昇に転換

15日朝方に41ドル付近にあったNY原油は、欧州の感染拡大から経済活動再停止懸念を受け午後以降に大きく下落。夜には39ドル台半ばになった。そして午後12時には米週間原油在庫が発表され、予想の前週比210万バレル減に対し発表は380万バレル減と予想を上回る減少だった。この統計で地合が転換し、16日未明は上昇が継続。朝方までに41ドルまで戻る半日をかけた「行って来い」の動きとなった。

トルコリラ/円

わずかに最安値更新

トルコではロシア製ミサイル防衛システム・S-400のテスト計画により欧米との関係悪化が懸念されるなど、地政学的リスクが高まっている。15日朝方に1リラ=13円30銭付近にあったトルコリラ/円は、地政学的リスク懸念から夜に下落。一時は13円26銭まで下がり、前日につけた最安値をわずかに更新した。一方米ドルは軟調な動きが続いているため、対米ドルでは最安値の更新はなかった。

ポンド/円

EU離脱懸念から下げる

イギリスはこれまでEUとの離脱交渉について「10月15日までに合意できなかったら交渉を打ち切る」と発言していた。しかし15日になって、一転して交渉を継続すると発表。だが16日にジョンソン首相がこれからの方針を発表する予定で、その内容や今後の展開次第では打ち切りも考えられる。15日午前中に137円付近で推移していたポンド/円は、EU離脱懸念を受け午後から夕方にかけて下落し136円付近で落ち着いた。

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