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28
Jan

NY株式市場で政治不安が解消

user 著者 鳥羽賢

15日のNY株式市場は先週の政治不安が解消した。

ダウ工業平均は21,000ドルに近づく

先週にトランプ大統領がFBIのコミー長官を突然解任したことから、NY株式市場に政治不安が広がり先週後半は軟調な展開が続いた。しかし15日になると産油国の一部が減産の延長で事実上合意したことから原油が上昇。それを受けてNY株式市場もエネルギー株を中心に買われ、先週の嫌なムードが吹き飛んだ形になった。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の第1四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

安寄り後に上昇

先週金曜のNY株式市場が下落したことから、15日の国内株式市場では日経225平均が前日比130円安の19,753円と低く寄り付いてスタート。しかしその後は特に悪材料もなく、また原油が早い時間に上昇したこともありリバウンドの動きが中心に。後場になって前日終値まで迫ったが、プラス圏にはならず終値は14円安の19,869円だった。夕方以降の先物の時間になると、NY株高を受けて日経225先物が19,900円台まで上昇した。

WTI原油

減産延長に事実上合意で高騰

サウジアラビアとロシアが、15日になって現在の減産措置を7月以降も9ヶ月間延長することで意見が一致したと発表。これで両国は事実上合意したことになる。減産延長の可能性が高まったことから、15日朝にNY原油が急騰し48ドル台に。その後も原油買いが続き、夜には約2週間ぶりに49ドル台を回復した。

米ドル/トルコリラ

失業率改善等でリラ高

15日の午後4時に、トルコの2月失業率が発表。予想の13%に対し発表は12.6%と予想より良い数字が出た。また国連では北朝鮮情勢をめぐって16日に緊急安保理が開かれることになっており、それが米ドル売りにつながった。これらの要因から15日の市場では米ドル安・リラ高が進行し、1米ドル=3.54リラ台まで下落した。

ユーロ/円

約1年ぶりの125円台寸前

フランス大統領選でマクロン候補が勝利したことから、フランスがEU離脱に向かうという懸念は大幅に後退した。この流れを受けて15日はユーロが堅調で、朝方に123円台にあったユーロ/円は夜には124円台後半まで上昇。昨年4月以来約1年ぶりの125円台寸前まで到達した。

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