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NY株式市場が大幅反発

user 著者 鳥羽賢

16日のNY株式市場は大幅に上昇した。

ダウ工業平均が548ドル高

先週から今週月曜にかけて世界的な株安が続いていたものの、16日のNY株式市場はダウ工業平均が548ドル高の大幅反発を見せた。きっかけはこの日発表されたゴールドマン・サックスなど大手企業の7~9月期決算が軒並み好調だったことや、同じくこの日発表された米経済指標が予想を上回ったことなどと思われる。NY株高を受け、17日の国内株式市場も大幅高で始まっている。

今日の展望今日は午後6時にユーロ圏の9月CPIが発表されます。

日本225(円)

反発し先物も上昇

週明け月曜まで下落が続いていた国内株式市場だが、16日になるとやや反発が見られた。前日のNY株式市場は下げたことから、寄り付きは27円高の22,298円だった。前場に多少上昇したが、後場になって22,300円付近まで反落。しかし午後2時過ぎには大きく上昇し、終値は278円高の22,549円と約3週間ぶりの上げ幅だった。夕方以降の先物もNY株高を受けて上昇し、17日朝までに22,900円付近まで上昇した。

米ドル/円

米ドルの上昇が継続

16日は株式市場がリバウンドすると同時に、為替市場でもリスク選好の円安相場に転換した。朝方には111円台後半にあった米ドル/円だが、日中から夜にかけて緩やかながら米ドル高が続き夕方頃には112円台を回復。夜10時15分に発表された9月鉱工業生産が予想を0.1ポイント上回ったこともあり、17日未明になっても米ドル買いは止まらず。17日朝には112円台半ばに到達した。

米ドル/トルコリラ

対米関係改善期待でリラ続伸

トルコに拘束されていたアメリカ人牧師が週末に解放されて以来、アメリカとトルコの関係改善期待が高まっている。15日はリラが上昇し16日朝までに1米ドル=5.8リラになったレートは、16日夜まで同じ水準で推移。その後はアメリカとサウジとの関係悪化懸念が高まっていることから、トルコの対米関係はむしろ改善に向かうとの期待がさらに高まり、17日朝までに5.6リラ台と8月10日の暴落以来の水準までリラが回復した。

リスク後退から売られる

リスク回避の金買いが前日まで続き、NY金は15日に7月末以来となる1,230ドルをつけた。しかし16日以降になると株式市場がリバウンドしたことから、リスクが後退し金相場は下落に転じた。朝方には1,220ドル台後半にあった価格だが、日中には上昇し1,230ドルを回復。だがNY株式市場が大幅上昇となったため、リスク回避姿勢が後退し夜以降は金売りが進み、17日朝には1,220ドル台前半になった。

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