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27
Jan

NY株式市場がまたも暴落

user 著者 鳥羽賢

4日のNY株式市場はダウ799ドル安の暴落だった。

トランプ大統領の発言がきっかけか

週末に米中が貿易戦争回避で合意したために週明けは一時上昇したNY株式市場だが、4日になってトランプ大統領が中国への追加関税を辞さない趣旨の発言を行った。この発言によって米中貿易戦争懸念が再燃したことや、米経済の後退懸念が高まっていることから4日のNY株式市場はまたも暴落。ダウ工業平均は799ドル安で終了し、史上4番目の下げ幅となった。なお史上1~4位の下げ幅は全て今年に記録している。

今日の展望

今日は午後12時にカナダの政策金利が発表されます。

日本225(円)

8日ぶりに大幅下落

前日まで7営業日連続上昇を続けてきた日経225平均だが、この日になって一気に反動が出た。前日のNY株式市場は米中貿易戦争回避期待からダウが288ドル高で終了。その流れから寄り付きはそれほど低くなく、前日比41円安の22,533円からスタートした。しかしその後は前場から後場にかけて利益確定売りが増え、特に後場には下落が加速。終値は529円安の22,036円まで下がった。

米ドル/円

株安と米長期金利低下で112円台

1~2ヶ月前は米長期金利が上昇していることがよく報道されたが、最近になって米長期金利が逆に低下し、今週になると3%を割った。米長期金利低下により為替市場では米ドル売りが進行し、4日朝方の113円台半ばから夕方すぎには112円台まで円高・米ドル安に。夜以降のNY株式市場が下落したこともリスク回避の円買いを促し、そのまま5日朝まで112円台後半に留まった。

WTI原油

54ドル台まで上昇後下げる

カナダのアルバータ州が前日に原油の減産を発表したことを材料に、4日日中はNY原油が上昇。朝方に53ドル台半ばにあった価格が、夜までには54ドル台半ばになった。だがNY株式市場が大幅下落したことから、リスク回避姿勢が先物市場にも波及し、夜以降は下落に転じた。また今週開催されるOPEC総会での減産合意に懐疑的な見方も多く、5日朝までには53ドルを割り込んだ。

米ドル/トルコリラ

利下げ観測台頭でリラ下落

現在トルコの政策金利は24%だが、今週発表されたトルコの11月インフレ率が予想より低かったため、13日に発表される政策金利は利下げになるのではないかという観測が高まっている。4日の日中は1米ドル=5.25リラ付近にあった米ドル/トルコリラは、利下げ観測を受けて夕方以降米ドル高・リラ安が進行。夜には一時5.45リラになったものの、その後はやや反落し5日朝までに5.38リラ付近で落ち着いた。

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