LINE
10
Dec

NY株式市場がまたも大幅安

user 著者 鳥羽賢

18日のNY株式市場は今週最大の下げとなった。

中国やサウジ懸念などからダウ327ドル安

今週になってややリバウンドが見られたNY株式市場だが、18日になると中国経済の減速懸念やアメリカとサウジアラビアの関係悪化懸念などから、序盤から軟調な展開が継続。ダウ工業平均は327ドル安で終了し、先週の10~11日に暴落が起こって以来の下げ幅となった。

今日の展望今日は午前11時に中国の第3四半期GDPが発表されます

日本225(円)

上昇の勢いは続かず3日ぶりに下げる

前2日は大幅高だった国内株式市場だが、前日のNY株式市場が小幅安となったこともあり、この日は下落に転じた。日経225平均は30円高の22,871円で寄り付き、その後しばらくは前日終値付近で推移。しかし午前10時以降は下落が続き、後場になっても継続。終値は183円安の22,658円だった。夕方以降はNY株式市場が大きく下落したため、日経225先物が一時22,200円付近まで安くなった。

ユーロ/円

イタリア懸念で約1ヶ月ぶりの安値

イタリアの来年度の予算案がEUに承認されるか不透明な状態であり、イタリア問題への懸念からユーロは軟調な動きが続いている。18日朝方に129円台前半にあったユーロ/円は、夕方までにやや上昇し129円台後半に。だが夕方以降はイタリア懸念から下げが継続。また夜以降はNY株式市場の下げからリスク回避の円買いも強まり、19日未明には128円台前半まで下落し約1ヶ月ぶりの安値となった。

WTI原油

リスク回避で68ドル台

アメリカとサウジアラビアの関係悪化懸念という買い材料が残っていたにも関わらず、この日の原油相場は軟調だった。前日に発表された米原油在庫が予想を大幅に上回る増加となっていたのに加え、この日のNY株が大きく下げたことから先物市場にもリスク回避姿勢が波及。18日朝には69ドル台にあったNY原油は、日中から下落が続き夜から19日未明にかけて68ドル台まで下落した。

米ドル/トルコリラ

5.5リラ台までリラ上昇後反転

先週末にアメリカ人牧師がついに解放されたため、トルコとアメリカの関係改善期待が高まっている。関係改善期待を受け18日朝には1米ドル=5.6リラまでリラ高になっていたレートは、午後にはさらに米ドル安・リラ高になり5.5リラ台に。しかし今週になってからリラ上昇が続いていたことから、夕方以降はリラが反落。一時は5.7リラに近付いたものの、19日朝までに5.65リラ付近で落ち着いた。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう