22日のNY市場ではダウが39,000ドルを超えた。
22日夜に米新規失業保険申請件数が発表され、予想を下回る20万1000件と良好な数字だった。この指標や22日早朝発表のエヌビディア決算が良好だったことなどを材料にこの日のNY株式市場は終日堅調な展開。ダウ工業平均は39,000ドルを超えて456ドル高の39,069ドルで終了し史上最高値を更新した。そして史上初の39,000ドル越えは、偶然にも日経の39,000円超えと同じ日だった。
今日の展望
今日は午後4時にドイツの第4四半期GDP改定値が発表されます。
22日未明には38,300円付近で推移していた日経225先物だが、早朝に米エヌビディアの11~1月期決算が発表されて良好な数字が出たことで地合が変わった。東京株式市場が始まると日経225平均は246円高の38,508円で寄り付き、前場に数百円上昇して一時は38,924円をつけて1989年につけた最高値38,915円を一旦超えた。そして後場には39,000円まで上昇し、終値は836円高の39,098円と終値ベースでも最高値を更新した。また夕方以降の先物も上げが止まらず、23日早朝までに24時間で1,000円以上の上昇となった。
すでに述べたように日本時間の22日早朝に米エヌビディアが11~1月期の決算を発表し、売上高は前年同期比265%増の221億ドル、GAAPベースの純利益は前年同期比769%増の123億ドルでどちらも過去最高の素晴らしい内容だった。前日を674.72ドルで終えた同社の株だがこの決算発表を受け23日は序盤から10%以上上昇。場中も買いが止まらず終値は16.4%高の785.38ドルだった。
今月中旬に1ドル=150円をつけた米ドル/円だが、政府日銀による介入への警戒もありなかなか151円を越えない日々が続いている。22日朝方には150円40銭付近にあったレートは、日中は円高に動き午後3時頃には150円に接近。だが150円は割らずに夕方以降円安に転じ、米経済指標が発表された夜には円安が加速。23日未明には一時150円70銭をつけたが、やはりそれ以上上がらず150円台半ばで落ち着いた。
22日日中のNY原油は78ドル高で緩やかに上昇。そして夕方頃になると、「イスラエルが停戦交渉のために高官を派遣」とのニュースが流れ、これが原油売り材料となり一旦77.3ドル付近まで下落した。しかし中東では戦闘が続いており、3月に始まるイスラムの断食月ラマダンになっても止まる気配がないことから午後11時頃から上昇。一旦は79ドルに接近したが79ドルはつけず、その後は23日朝方にかけて下げが続いた。
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