週明け19日のNYダウは小幅上昇した。
週末の17日にムーディーズが米国債を格下げしたため、週明けの金融市場に影響が出ることが懸念された。しかし為替市場ではやや米ドル安が進行したものの、NY株式市場への影響は限定的だった。ダウ工業平均は序盤に数百ドル下落したが、中盤以降に反発してプラス圏に浮上。終値は137ドル高で先週から数えて3営業日連続高となった。
今日の展望
今日は午後1時45分にオーストラリアの政策金利が発表されます。
すでに述べたように、週末にムーディーズが米国債を格下げした。その影響で週明けの為替市場では円高・米ドル安になり、東京株式市場では日経225平均が181円安の37,572円からスタート。場中も前場から後場にかけて軟調な動きが続き、終値は255円安の37,498円だった。夕方以降の先物もしばらくは下げて一時は37,200円台をつけたが、夜から20日未明にかけて反発。さらに20日朝方には37,900円まで急騰した。
先週を1ドル=146円付近で終えた米ドル/円だが、週末にムーディーズが米国債を格下げしたことで週明けは下窓を開けて145円台前半から始まった。その後も米ドルの軟調な地合は続き、午前中には144円台をつけた後、午後から夜にかけて主に144円台で推移。20日未明は大きな動きがなかったが、朝方に米ドルが急騰した後、加藤財務相が米と為替について協議する予定と発言したため急落した。
他の金融市場が取引を休止している17日土曜から18日日曜日中にかけて、ビットコインは1,500万円よりやや高い水準で小動き。その後18日夜から19日月曜未明にかけてやや乱高下した後、19日朝に一時1,555万円まで上昇。しかしすぐに下げに転じ、午後には1,480万円をつけるなど荒い動きだった。米ドル建てでは20日朝に1月下旬以来の高値となる10万7000ドル近くまで上昇した後、午後には10万2000ドル近くまで下げてきた。この急落の裏には、6億ドル以上の買いポジションの清算があった模様。(注:チャートは米ドル表記です)
今後は温暖な気候が続きエアコン需要が低下するとの観測に加え、ここ最近は米国内の天然ガス生産量が堅調に推移していることが天然ガス売り材料となった。先週を100万BTU=3.3ドル台で終えたNY天然ガスだが、週明けは下窓を開けて3.25ドルからスタート。米がまだ日曜だった日中にはほぼ動きがなかったものの、夜以降にまた売りが増えて20日未明には3.1ドル台前半をつけた。
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