10
Dec

NYダウは3営業日連続安

user 著者 鳥羽賢

週明け9日もNY株式市場は軟調だった。

今週発表の米CPI待ち

9日夜には重要な米経済指標の発表はなかったものの、NY株式市場は先週終盤の軟調な地合が継続。また今週11日に発表される米11月CPI前の様子見ムードもあり、ダウ工業平均は序盤から終盤を通して下落し、終値は240ドル安の44,401ドルで3営業日連続安となった。また10日未明にエルサルバドルが企業に対するビットコインの利用強制を止めるとの情報が流れ、これら売り材料となり仮想通貨市場が急落している。

今日の展望

今日は午後12時半にオーストラリアの政策金利が発表されます。午後4時にドイツの消費者物価指数改定値が発表されます。

日本225(円)

39,000円台で上下

先週金曜のNYダウは123ドル安で終わったものの、週明けの日経225平均は241円高の39,332円で寄り付き。前場に下落して一時39,000円を割ったがその後寄り値付近に戻るなど方向感に欠ける展開で、終値は69円高の39,160円だった。夕方以降の先物は円安を受けて上昇し一時39,500円を超えたが、10日未明には下げるなどやはり方向感に欠ける展開が続いた。

米ドル/円

円安進行し151円

中国政府が9日になって、2025年は金融政策を緩和的なスタンスで実施していくと発表した。これが円安材料になり、9日の米ドル/円は一貫して円安・米ドル高が進行。午前中には1ドル=150円付近で推移していたレートは、午後2時頃から円安に動きそのまま夜まで継続。午後12時頃には151円をつけたがそこでもまだ止まらず10日未明にも円安が続いた。

ビットコイン

エルサルバドルの影響で急落

ビットコインは週末7~8日は大きな動きがなく1,500万円付近で横ばい。そして週明け9日になると時おり小幅に上昇しつつもすぐに戻り、トレンドとしては緩やかな下げとなっていた。10日未明には1,470万円付近まで下がってきたところへ、エルサルバドルが企業へのビットコイン利用強制を止めるとの情報が流れた。この情報を受けて一時1,430万円まで下落したが数時間後までに1,470万円に戻った。(注:チャートは米ドル表記です)

リップル

24時間で15%超安

エルサルバドルショックはビットコインよりも、最近急上昇してきたアルトコインに大きく影響した。週末は360~390円で推移したリップルは、9日は午前中から下げが始まりその後も継続。最近の急上昇のため証拠金取引の買いポジションが多く積まれており、強制決済も増えたようだ。そして10日未明にエルサルバドルの情報が流れると一時320円まで急落して、24時間前と比べて15%超の暴落となった。(注:チャートは米ドル表記です)

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