12日もNYダウは下落し6営業日連続安となった。
12日夜に米11月PPIが発表され、予想の前年同月比+2.7%を上回る+3.0%だった。この指標でインフレの再燃懸念が台頭し今後のFRBの利下げペースが減速するとの観測から、この日のNY株式市場は軟調な展開に。ダウ工業平均は序盤に一時プラス圏に浮上していたがその後は下げが続き、終値は234ドル安で6営業日連続安となった。また前日には史上初めて20,000を突破したNASDAQ総合指数も132ポイント安で20,000を割って終了した。
今日の展望
今日は午後4時にイギリスの10月GDPが発表されます。
11日夕方頃に「日銀は利上げを急いでいない」との報道が流れ、円が急落するとともにその後日経225先物が大幅上昇。12日早朝には40,000円を超えた。そして12日の東京株式市場では477円高の39,849円で寄り付き、前場には一時約2ヶ月ぶりとなる40,000円をつけた。その後は後場にかけて主に39,800円台で推移し、午後2時頃に再度40,000円をつけたものの終値は寄り値と同じ39,849円だった。夕方以降の先物はじりじりと下げが続き、13日朝方までに39,500円台まで後退してきた。
ECBの政策金利発表前となった12日日中のユーロ/円は、方向感に欠け1ユーロ=160円を挟んだ上下が続いた。そして午後10時15分にはECBが政策金利を発表し、予想通り3つある政策金利が全て0.25%引き下げられた。この発表後はややユーロ安に動いたものの、その後ラガルド総裁が会見でインフレの再燃を警戒する言葉を述べた。この発言で数十銭急騰して160円を回復したが、その後数十銭下がるなどやや乱高下気味な動きを見せた。
スイス中銀が12日午後5時半に政策金利を発表。予想は0.25%の利下げだったものの発表は0.5%の大幅利下げで政策金利を0.5%とした。朝方に1フラン=172円20銭台だったスイスフラン/円は、日中には上昇して政策金利発表前には一時173円をつけた。しかし想定を上回る利下げが発表されるとフランが1円ほど急落。その後もフラン売りが続き午後11時頃には一旦171円を割ったが、そこで下げ止まり13日未明は主に171円台前半に留まった。
ココアは11月以降また上昇が続いており、今週11日の取引を10,500ドル付近で終えた。そして12日のNY先物市場が始まる前に、西アフリカの生産国で干ばつのため来期のカカオ豆生産量が減るとの見通しが流れた。この見通しが買い材料となり、この日のNYココアはまた上昇して一時10,900ドルを突破。今年4月につけた史上最高値11,700ドルの更新が視野に入ってきた。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。