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NYダウが最近3度目の暴落

29日のNYダウは暴落した。

Amazonの下げが主導

29日のNY株式市場開始前にAmazonが1～3月期の決算を発表。損益が2015年7～9月期以来6年半ぶりに赤字に転落した。低調な決算を受けて29日のNY株式市場では同社の株が14％も暴落。Amazon株の下げに主導されてこの日の市場全体も軟調な動きが続き、ダウ工業平均は939ドル安で終了。22日、26日に続き最近だけで3度目の暴落となった。NASDAQ総合指数はダウ以上の下げ率となる4.2％安で終了した。

来週月曜の展望

来週月曜は午後11時にアメリカの4月ISM製造業景況指数が発表されます。

日本225（円）

夜以降に大幅下落

日本が休場していた29日だが、シカゴなど海外の日経225先物は取引が行われた。28日のNYダウが614ドル上昇したため、29日朝までに28日場中の終値（26,847円）から数百円上昇。東京市場休場のため日中から夜にかけてはあまり動きがなく、27,000円台前半で推移。しかし夜以降のNY株式市場を受けて日経225先物も同様に大幅下落し、26,700円台で今週を終えた。

WTI原油

一時108ドルまで上昇

前日にドイツがロシア産原油の禁輸に賛成したことで、EUが禁輸で合意する可能性が高まりNY原油は29日朝までに105ドルまで上昇。その後も日中から夜にかけて緩やかな上昇が続き、午後11時過ぎには108ドルをつけた。だがその後はNY株式市場が大きく下落したことで景気と原油需要減退懸念が高まり、30日未明には4ドル近く下落し今週の終値は104ドル台だった。

アマゾン

赤字決算で暴落

すでに述べたようにAmazonが29日のNY株式市場開始前に1～3月期決算を発表し、売上高は前年同期比7％増の1,164億ドル、純損益は38億ドルの赤字という結果だった。Amazonが赤字に転落したのは2015年7～9月期以来6年半ぶり。前日を2,891.93ドルで終えた同社の株は、赤字決算を受けて序盤から10％以上下落。一時は前日比16％安となる2,432ドルまで下落し、終値は14％安の2,485.63ドルだった。

ユーロ/円

ユーロ圏インフレ率で一時上昇

ユーロ/円は29日日中にはあまり動きがなく、137円台半ばで横ばい。そして午後6時にはユーロ圏の4月消費者物価指数が発表され、予想通りの前年同月比＋7.5％と統計開始以来最高の数字だった。また食料品などを除いたコア指数も同＋3.5％で予想を0.3ポイント上回った。この統計を受けて一時は138円まで上昇したが、その後は下げに転じ30日未明は主に136円台後半で推移しつつ今週を終えた。