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May

NYダウが史上最高値に近付く

user 著者 鳥羽賢

9日のNYダウは7営業日連続上昇で終了。

3月28日の最高値に接近

先週発表の米4月雇用統計が予想を下回ったことで、FRBによる早期利下げ観測が台頭して今週のNY株式市場は堅調な動きが続いている。9日夜に発表された米新規失業保険申請件数が予想より多い数字だったため、利下げ観測がまた強まった。そのためNY株の堅調な地合は変わらず、ダウ工業平均は序盤から上昇。終盤まで上昇が続き331ドル高でこの日を終え、3月28日につけた史上最高値まであと400~500ドルに迫った。

今日の展望

今日は午後3時にイギリスの第1四半期GDPが発表されます。午後9時半にカナダの4月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

先物が一時38,000円割れ

NY株式市場は今週になって上昇しているのに対し、東京市場はさえない動きが続いている。前日のNYダウは172ドル高で終了した後、東京市場では日経225平均が40円高の38,242円で寄り付き。前場には買いが多く入り一旦38,400円をつけたものの、後場になると高値を維持できずに下落。終値は129円安の38,073円だった。引け直後には先物が一時38,000円を割ったが、その後は夜から10日未明にかけNY株高を受け大きく反発した。

ポンド/円

英中銀が政策金利を据え置く

英政策金利発表前となった9日のポンド/円は日中は1ポンド=194円40銭付近に留まっていたが、午後8時の英政策金利発表前に数十銭ポンド高に動いた。そして発表された政策金利は、予想通り5.25%のまま据え置きだった。しかし前回は1人だけだった利下げを支持していた委員が2人に増えていたことがポンド売り材料となり、発表後にポンドが数十銭急落。だが数時間後には発表前の水準に近い位置まで戻ってきた。

米ドル/円

156円に接近後下がる

先週金曜に発表の米4月雇用統計が予想を下回ったことで一時は1ドル=151円台をつけた米ドル/円だが、今週になってまたジリジリと円安が進行し9日朝までには155円台半ばになった。朝方に一時的な円高もあったものの日中はまた円安に動き、夕方過ぎには156円に接近。しかし午後9時半に発表された米新規失業保険申請件数が予想より多い数字だったことで、早期利下げ観測が台頭して発表後は円高・米ドル安に転じた。

米指標発表後に買われる

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。9日日中のNY金はあまり動きがなく、2,310ドル台で横ばい。そして午後9時半に米新規失業保険申請件数が発表され、予想より多い数字だった。この発表後には米ドルが急落するとともに、金は上昇。上昇は10日未明になっても止まらず、午前中には2,350ドルをつけた。

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