13
Nov

NYダウが史上初めて48,000ドル

user 著者 鳥羽賢

12日のNYダウは続伸して最高値を更新した。

NASDAQは連日の下げ

今週中に米政府機関の閉鎖が解除できるとの期待が高まっているため、今週のNY株式市場は地合が好転してダウ工業平均は連日上昇が続いている。12日は重要な米経済指標の発表はなかったものの、ダウは序盤から大幅高となり史上初めて48,000ドルを突破。一時は上げ幅が500ドルを超えたが終盤にやや下落して終値は326ドル高だった。一方IT銘柄が多いNASDAQ総合指数は前日に続いてさえない動きとなり、61ポイント安で終了した。

今日の展望

今日は午後4時にイギリスの9月鉱工業生産が発表されます。午後7時にユーロ圏の9月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

上昇し51,000円を回復

前日のNYダウが559ドル高で終わり最高値を更新したことや、為替市場で円安が進行していることが買い材料となり、12日の東京株式市場は堅調な1日となった。日経225平均は146円高50,988円で寄り付き、寄り直後に数百円下落したもののすぐに回復。その後は前場の残り時間から後場にかけて50,000円台後半での上下が続き、終盤になると上昇して終値は221円高の51,063円だった。

米ドル/円

155円まで円安進行

米政府機関閉鎖の終了見通しが高まっていることに加え、12日の国会で高市総理が積極財政を進めると発言したために12日の為替市場では一段と円安・米ドル高が進行した。12日早朝は1ドル=154円10銭だった米ドル/円は、午前中から円安が進行。円安は午後から夕方過ぎまで続き、午後11時過ぎには今年2月以来となる155円をつけた。そこで一旦円安は止まり13日未明は154円台後半で上下していたが、13日朝方に一瞬だけ再度155円をつけた。

ココア

昨年2月以来の安値

昨年は暴騰して年末には12,000ドルをつけたココア価格だが、今年に入ってからは下げが続いている。そして最近は西アフリカの生産国で来期のカカオ豆の収穫量が増えるとの見通しや、世界的な需要減退から一段安となっている。11日を5,800ドルで終えたNYココアは、12日の市場序盤には一旦5,900ドルまで反発。しかし中盤以降は大きく下がり、一時は5,500ドル台をつけて昨年2月以来1年9ヶ月ぶりの安値となった。

ユーロ/円

179円を超えて最高値更新

為替市場では円安が対米ドルだけではなく他の通貨に対しても進行しており、特にユーロやスイスフランに対しては急激に円が下落している。12日朝方に1ユーロ=178円50銭だったユーロ/円は、午前中に緩やかに円安・ユーロ高に動いた後、正午過ぎに急騰。2002年のユーロ発足以来初となる179円台をつけた。その後も午後から夜、そして13日未明にかけてジリジリと円安が進行して一時は179円50銭まで円安になった。

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