16
Nov

NYダウが一時35,000ドルをつける

user 著者 鳥羽賢

15日のNY市場ではダウが一時35,000ドルをつけた。

米10月PPIは予想を下回る

15日夜に米10月PPIが発表され、予想の前年同月比+1.9%に対し発表は+1.3%と予想を大きく下回る数字が出た。この数字で米利上げの終了観測が拡大。また同じく発表された米10月小売売上高や他の経済指標は予想より良好な数字でこちらも株式の買い材料となった。これらの材料を受け15日のNYダウは序盤から前日比100ドルほど高い水準で推移し、中盤以降も緩やかに上昇。一時は約2ヶ月ぶりの35,000ドルをつけ終値は163ドル高の34,991ドルだった。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

今年最大の上げ幅

前日夜発表の米10月CPIが予想を下回ったことで米利上げの終了観測が台頭し、この日のNYダウは490ドル高で終了。その流れから15日の日経225平均は417円高の33,112円と33,000円を回復してスタートした。場中も前場から後場にかけて買われ続け、後場には33,500円を突破して上げ幅は800円以上に。終値は824円高の33,519円で今年最大の上昇幅となった。

米ドル/円

米指標発表後に151円

米CPIが発表されて予想を下回ったことで米利上げの終了観測が高まり、14日夜から15日未明にかけて米ドルが下落して151円を割った。15日日中はそのまま150円50銭付近で上下。午後10時半には米10月PPIが発表され予想を下回る前年同月比+1.3%だったが、同時に発表された米10月小売売上高や11月NY連銀製造業景気指数は予想より良好な数字だった。そのため発表後に米ドルが急騰し、16日未明は151円台で推移した。

ユーロ/円

この日も上昇し164円

最近は連日上昇が続くユーロ/円は、15日日中は1ユーロ=163円台後半で推移。夕方になると一旦50銭ほど円高に動いたものの、その後午後10時半の米経済指標発表後には米ドル/円とともに円安が進行。164円を超えて今年の最高値をつけるとともに、2008年以来15年ぶりの高値をこの日も更新。16日未明は主に164円台で推移した。

WTI原油

米原油在庫増で大幅安

米における生産量増などが売り材料となり最近は軟調な動きが続くNY原油は、15日日中は78ドル付近で推移。そして夜になると米週間原油在庫が発表され、予想の前週比180万バレル増に対し発表はちょうど2倍の360万バレル増と予想を上回る増加だった。この統計を受けて16日未明は原油売りが続き、16日午前までに76ドル付近まで下落してきた。

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