10日のNY株式市場ではNASDAQが大幅下落した。
10日のNY株式市場では前半はダウ工業平均が続伸し、一時は史上初となる35,000ドルをつけた。しかしインフレ懸念の台頭が売り材料となり、後半に下落し35ドル安で終了。そしてIT銘柄が多いNASDAQ総合指数は序盤から前日比マイナス圏で推移し、終日軟調な動きが継続。終値は2.5%安の13,401だった。NASDAQの大幅安を受け、11日前場の東京株も大きく下落している。
今日の展望
今日は午後11時半から英中銀のベイリー総裁が発言をします。
先週金曜のNYダウは229ドル高で最高値を更新した流れから、週明けの東京株式市場も上昇。日経225平均は19円高の29,376円で寄り付き、直後に29,600円台まで上昇して4月19日以来約3週間ぶりの高値となった。前場はそのまま高値を維持していたものの、後場になってやや下落し29,500円台に。終値は161円高の29,518円だった。夕方以降の先物はしばらく29,500円付近に留まっていたが、NY株安を受け11日朝までに29,300円付近まで下落した。
週末にスコットランドで行われた議会選で、英からの独立を目指す2政党が過半数を獲得。そのために一時はスコットランドが英からの独立に動くという懸念が高まった。しかし独立のためには障害も多いことから、週明けの為替市場は独立懸念には影響されず。朝方に152円台にあったポンド/円は、日中から夜にかけて上昇。一時は2018年以来3年ぶりとなる154円をつけた。
先週はコーンや大豆など穀物銘柄が全体的に上昇したが、週明け10日はその反動で利益確定売りが増えて軟調な展開となった。シカゴコーンは10日朝方には1ブッシェル=7.3ドル付近からスタートし、日中はあまり動きがないまま。しかし夜になるとNY株安の影響もありポジション解消が進み一時は7ドル付近まで下落したが、7ドルは割らなかった。
ビットコインが最近数ヶ月停滞する中上昇が続いているイーサリアムは、週明け10日も上昇。朝方には42万円台にあったレートは、日中に45万円台まで上昇。米ドル建てでも節目の4,000ドルを越えた。その後夜から11日未明にかけて高値に留まっていたものの、11日午前4時頃に10%ほど下落し41万円を割った。その後はすぐに3万円ほどリバウンドするなど、11日午前中はやや荒い動きが続いている。(注:チャートは米ドル表記です)
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