13
Aug

FRB利下げ期待でNY株上昇

user 著者 鳥羽賢

12日のNY株式市場は堅調な動きだった。

FRBの9月利下げ観測高まる

12日午後9時半に米7月CPIが発表され、予想の前年同月比+2.8%を下回る同+2.7%だった。コア指数は予想を上回っていたとはいえ、この統計によって次回・9月のFOMCで利下げが行われる確率が上昇。FRBによる利下げ期待によってこの日のNY株式市場は堅調な1日となり、ダウ工業平均は序盤からプラス圏で推移し終値は483ドル高だった。またS&P500指数とNASDAQ総合指数は史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後3時にドイツの7月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

最高値を更新しさらに上昇

先週終盤に米からの関税が修正される可能性が浮上したことで好転した地合は、3連休明けとなった12日も継続した。日経225平均は278円高の42,098円で寄り付き、前場に暴騰して寄り後すぐに昨年7月につけた史上最高値を更新。その後も上昇は止まらず、一時は上げ幅が1,100円を超えた。後場になると上昇は一服したが高値を維持し、終値は898円高の42,718円と終値ベースでも最高値を大きく更新した。

米ドル/円

CPIとトランプ発言で米ドル安

東証が暴騰相場となったにも関わらず12日日中の為替市場は比較的落ち着いた動きで、朝方の1ドル=148円20銭から日中はわずかに円安・米ドル高に動いたのみだった。そして午後9時半には米7月CPIが発表され、すでに述べたように予想を0.1ポイント下回る前年同月比+2.7%だった。CPI発表直後にFRBの早期利下げ観測が高まり、米ドルが50銭ほど下落。さらに午後11時頃に、トランプ大統領が「パウエル議長はすぐに利下げを行うべき」と発言したことで再度50銭ほど下落して一時147円60銭をつけた。

天然ガス

気温低下予想で下げる

まだ夏が続いているにも関わらず気温低下予想などから先週に下落して100万BTU=3ドルを割った天然ガス価格は、今週になっても続落。12日朝方には3ドルよりわずかに低い水準にあったNY天然ガスは、日中は緩やかな下げに留まったものの夜になって改めて今後の気温低下予想が出ると急落。13日未明には2.8ドルを割り、そのまま朝方まで2.7ドル台で推移した。

イーサリアム

円建て最高値を大幅更新

先週に米確定拠出年金・401(k)の仮想通貨による運用解禁が仮想通貨市場にとって買い材料となり、その後イーサリアムは急上昇している。すでに円建て最高値を更新していたレートは、12日日中は63万円台後半で推移。その後夜から13日未明にかけて再度買いが多く入り、13日午前には68万円を超えて最高値を大幅に更新した。(注:チャートは米ドル表記です)

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