LINE
24
Jan

FRBパウエル議長が米上院で証言

user 著者 鳥羽賢

17日にFRBのパウエル議長が米上院で証言を行った。

今後の利上げ継続を示唆

17日に米FRBのパウエル議長が、米上院銀行委員会で証言を行った。その中で議長は、「今後数年間は労働市場は堅調に推移し、インフレ率も目標の2%付近に留まる」と米経済に関し楽観的な見方を示した。また利上げについては「斬進的な利上げ継続が最善と思われる」と利上げの継続を示唆した。この発言によってFRBの利上げ継続観測が広がり、証言後に為替市場では円安・米ドル高が進行した。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の6月CPIが発表されます。午後11時からパウエル議長が米下院で証言を行ないます。

日本225(円)

連休後も大幅続伸

先週金曜は400円以上上昇し3月27日以来の上げ幅となった日経225平均だが、3連休明けの17日も続伸した。前日のNY株式市場ではダウが45ドル高と小幅上昇したこともあり、17日は8円高の22,605円からスタート。そして為替市場で円安が進んでいるため、前場から堅調な展開が継続。後場には一時22,800円台をつけたものの、その後はやや反落し終値は100円高の22,697円だった。

米ドル/円

パウエル議長の発言で113円台

最近米ドル高が続いている米ドル/円は、17日は朝方から夕方まで112円台前半で横ばい。夕方以降はやや上昇してパウエル議長の議会証言を迎えた。そして議長の証言では、すでに述べたような利上げの継続を示唆する発言があった。この発言を受けて米ドル買いが一段と増え、18日未明には一貫して上昇。18日朝には1月以来となる113円台まで上昇した。

WTI原油

一時1ヶ月ぶりの安値

リビアの輸出港や油田が最近操業を再開したために軟調な動きが続いてきたNY原油だが、17日は朝方から夜まで68ドル付近で推移。しかし前日に米政府が出した統計でシェールオイルの生産量が増えていたため、これを材料にして夜には一時約1ヶ月ぶりに67ドル付近まで下落。しかしその後は68ドルまでリバウンドするなどしつつ18日朝まで推移。

米利上げ観測から1,230ドル割れ

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はそのセオリー通りに動いた。17日は朝方から夜まで1,240ドル台で推移した後、夜にはパウエル議長が米議会で証言し、利上げ姿勢の確認を受け米ドルが上昇。その一方で金は大きく下落し、1,230ドルを割って昨年7月以来1年ぶりに1,220ドル台をつけた。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう