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28
Jan

FRBがバランスシートの縮小計画を発表

user 著者 鳥羽賢

21日未明にFRBのイエレン議長がバランスシートの縮小計画を発表した。

政策金利は予想通り据え置き

日本時間の21日午前3時に、FOMCが政策金利を発表。市場の予想通り1~1.25%の据え置きだった。またその後のイエレン議長の会見で、10月からFRBのバランスシートを月額100億ドルずつ縮小していく計画を発表。これは金融引き締めと同じ効果があるため、発表後に米ドルが暴騰した。

今日の展望

今日は正午前後に日本の政策金利が発表されます。

日本225(円)

前日の暴騰後続伸

前日は日本の解散総選挙観測を受け、日経225平均が400円近く暴騰した。暴騰明けとなった20日の国内株式市場は、この日から始まった日銀の金融政策決定会合や米FOMCの結果待ちで様子見ムードが支配的。日経225平均は2円高の20,301円から寄り付き、その後も20,300円前後の高値圏で推移。終値は始値とほとんど同じ、11円高の20,310円だった。

米ドル/円

FOMC後に暴騰

FOMC前の様子見のため、20日の日中から夜にかけて米ドル/円は111円台半ばであまり動きがなかった。そして21日午前3時になると、すでに述べたようにFOMCが金利据え置きを発表。またその後イエレン議長の会見ではFRBのバランスシート縮小計画が発表された。これらの発表を受け米ドルが1円ほど暴騰し、7月以来2ヶ月ぶりとなる112円台半ばをつけた。

WTI原油

留出油在庫減を手掛かりに上昇

米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。予想の前週比350万バレル増に対し、発表は460万バレル増と上回った。しかしディスティレート(留出油)の在庫が予想の前週比160万バレル減に対し、結果は570万バレル減と予想以上に減少。この統計を受けこの日のNY原油は上昇し、発表前の50ドル台半ばから一時は51ドルまで買われた。

1ヶ月ぶりに1,300ドル割れ

米ドルの上昇トレンドが続いており、それに合わせて金の下落も続いている。FOMC前となった20日日中のNY金 [i] は1,310ドル付近でほぼ横ばい。そして21日未明に政策金利とBS縮小が発表されると、米ドルが暴騰しそれに反比例して金は暴落。約1ヶ月ぶりに1,300ドルを割り、21日朝には1,295ドル付近まで安くなった。

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