8日午前3時に米FOMCが政策金利を発表した。
8日午前3時に米FOMCが政策金利を発表し、予想通り4.25~4.5%のまま据え置きだった。また同時に発表された声明では、失業とインフレリスクの高まりについて言及されていた。その後のパウエル議長の会見では「金利調整を急ぐことはない」と利下げに慎重な発言があった。一方FOMC発表直前にトランプ大統領から「中国を交渉のテーブルにつかせるために関税を下げることはない」との発言があり、NY市場前半にはプラス圏で推移していたダウは発言を受けて一時前日終値付近まで下落。だがその後反発して終値は285ドル高だった。
今日の展望
今日は午後5時にノルウェーが政策金利を発表します。午後8時にイギリスが政策金利を発表します。
GW後半の4連休が終わり、7日に東京株式市場が再開された。前日のNYダウは389ドル安で終わった後、早朝に日経225先物が数百円急騰したが午前9時の市場開始前に下落。そして日経225平均は73円高の36,903円で寄り付き、その後は前場から後場まであまり動きがなく36,800円付近で横ばいが続き終値は51円安の36,779円だった。夕方以降の先物もしばらく動きのない相場が続いたが、8日未明の米政策金利発表後に多少上昇した。
米政策金利発表前の様子見ムードが強かった7日の米ドル/円はあまり動きがなく、1ドル=143円台前半で推移。そして8日未明になってもわずかに円安に動いた後、FOMC発表前にトランプ大統領が「関税を下げない」と発言したことで米ドルが売られて一時143円を割った。だがFOMC発表後には円安に転換し、午前3時半からのパウエル議長の会見で追加利下げに慎重な発言があると米ドルが一段と買われて一瞬だけ144円をつけた。
米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日はほぼそのセオリー通りに動いた。7日朝方に3,380ドル台にあったNY金は、午前中に多少下げたもののすぐに元の水準に戻り、その後は午後から夜にかけて3,380ドル台で小動き。そして米政策金利発表のあった8日午前3時頃にはトランプ大統領の発言もあり上昇。しかしすぐに下げに転じて一時は3,360ドル台をつけたが、8日朝方には再度買われている。
先週末に産油国が6月からの増産を発表したことで今週明けには原油が55ドル台まで下がったものの、その後は反発している。7日午前中には59ドル台で推移していたNY原油は、午後になって上昇して一時60ドルを回復した。だがその後は増産による供給増見通しや、週末に開催される米とイランの核協議における進展への期待を受けて午後から夜にかけて一貫して下落。8日未明に57ドル台をつけたがそこで下げ止まった。
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