LINE
28
Jan

FOMC議事要旨は緩やかな利上げを示唆

user 著者 鳥羽賢

23日の午前4時にFOMCの議事要旨が公表された。

議事要旨は緩やかな利上げが適切と述べる

アメリカで23日午前4時に、前回FOMCの議事要旨が公表された。その中で「緩やかな利上げペースが適切と大半が判断」と述べられており、今後の利上げペースは引き続き緩やかなものであることが示された。また米ドル高に対するけん制発言もあり、発表後には米ドルが売られた。

今日の展望

今日は午後4時にドイツの第4四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

目立った材料なく横ばい

前日から為替市場で米ドル/円が113円台で動きがないことや、NY株式市場も横ばいだったことから22日は材料難な1日。日経225平均の寄り付きは38円高の19,419円と高く始まったものの、前場に下落。結局後場になっても特に目立った材料がなく、終値は2円安の19,379円だった。なお夕方以降の先物の時間もあまりいい材料がなく、23日朝まで19,300円台で横ばいだった。

米ドル/円

FOMC議事要旨後米ドル急落

米ドル/円は22日に日中から夜にかけて、FOMC議事要旨への様子見ムードもあり下落。113円台後半から113円近くになった。そして午後12時に発表された米経済指標が好調だったことや、米株高を背景にして日付が23日に変わると上昇し113円台後半に。しかし午前4時に発表されたFOMC議事要旨で米ドル高に対するけん制発言があったことから、再び113円まで急落した。

ユーロ/円

仏大統領選リスクで上下

フランスでは春に大統領選が行われ、極右と言われるルペン候補が勝利する可能性がリスクとして見られている。この日はルペン候補の支持率が若干上昇したことから、夕方頃にユーロが売られ119円台から118円台に。しかしその後に辞退を表明していた別の人物がルペン氏ではなく別の候補の応援にまわると表明したことから、ルペン当選リスクが後退し119円台に急上昇した。

米ドル/トルコリラ

良好なトルコ経済指標の後リラ高

22日午後8時半に、トルコの2月景気動向指数が発表。前月の100.5から改善された106.5という数字が出た。この指標などから22日のトルコリラは上昇し、米ドル/トルコリラは日中の1米ドル=3.62リラ付近で推移していたが、日付が変わるまでに3.6リラを割って3.59リラ台に。そしてFOMC議事要旨が公表されるとさらに3.58リラまで下げた。この水準は1月上旬以来約1ヶ月半ぶりのリラ高値。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう