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28
Jan

FOMCが政策金利据え置きを発表

user 著者 鳥羽賢

4日にFOMCが政策金利据え置きを発表した。

金融市場への影響はそれほどなし

2日間の日程を終え、日本時間の4日午前3時にFOMCが政策金利を発表。予想通りの金利据え置きとされた。そして同時に発表した声明では、これまでの予定通り今年中にあと2回の利上げを行うことを示唆していた。発表が予想通りとあって金融市場への影響はそれほど大きくなく、発表後に米ドルが多少上昇して程度だった。

今日の展望

今日は夕方前後にユーロ圏と圏内各国の4月サービス業PMIが発表されます。

日本225(円)

円安を受け19,600円近くまで上昇

日本が祝日で株式市場が休場していた3日だったが、シカゴとシンガポールの日経225先物は取引が行われていた。朝方に19,400円で推移していた先物は、夜以降になると円安の進行を受けて上昇。4日朝までに19,600円近くに到達した。

米ドル/円

約1ヶ月半ぶりの112円台後半

米長期金利が上昇したことなどから、3日日中から夜にかけて緩やかに円安・米ドル高が進行し4日の政策金利発表前には112円台前半に。そして発表された政策金利は据え置きだが、声明では今後2回の利上げが示唆されていた。この発表を受けて米ドルがさらに上昇し、4日朝までには112円台後半に。112円台後半は3月21日以来約1ヶ月半ぶりとなる。

金売り止まらず1,230ドル台

フランス大統領選やシリアの地政学的リスクが落ち着いてきたことによる、金売りが続いている。3日朝は1,250ドル台にあったNY金は、FOMC前までに1,240ドル台に下落。そしてFOMC発表後に米ドルが上昇したことから、米ドルと反対に動くことが多い金は下落。また今後金利上昇が見込めることによって、金利を生まない資産である金の相対的価値が下がった。結局4日朝までに3月後半以来の1,230ドル台まで下落。

ユーロ/円

ユーロ圏GDPは予想通り

3日午後6時に、ユーロ圏の1~3月期GDP速報値が発表。予想通りの前期比+0.5%、前年同月比+1.7%だった。朝方から夕方にかけて122円台前半で推移していたユーロ/円だが、予想通りとあってこの発表にはあまり反応せず。しかしその後4日朝にかけて全体的に円安トレンドになったため、ユーロ/円も122円台後半まで円安になった。

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