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28
Jan

FOMCが政策金利を据え置く

user 著者 鳥羽賢

日本時間2日のFOMC発表は政策金利据え置きだった。

今年最初のFOMCは無難な発表

アメリカでは現地時間の31日から2日間のFOMCが開催されており、現地時間の1日、日本時間の2日午前4時に政策金利が発表。市場の予想通り、今回は据え置きだった。アメリカは12月に利上げを行ったばかりなので、この発表は無難なものと言える。しかし同時に発表された声明ではあまり強気な内容がなかったために、発表後に米ドルが売られた。

今日の展望

今日は午後9時にイギリスの政策金利が発表されます。

日本225(円)

寄り付き後上昇し19,000円回復

前日のNY株式市場はトランプ大統領の政策への不安から続落。またトランプ大統領が日本の円安誘導を批判する発言をしたことから、為替も円高に動いていた。そのため1日の国内株式市場では前日比115円安の18,926円と、19,000円を割って寄り付き。しかしその後は日本政府要人の円安批判への反論から為替がまた円安になってきたことなどから、場中に200円以上上昇。終値は107円高の19,148円だった。

米ドル/円

FOMC発表後に米ドル売り

トランプ大統領の発言で1日未明に円高になった後、1日の日中から夜にかけてまた緩やかに円安になり、ADP雇用統計発表前には113円台前半に。ADP雇用統計は前月比24万6000人増と予想を上回ったので、発表後に一時113円80銭に到達。その後2日未明にFOMCから政策金利据え置きが発表され、声明の内容に強気な内容がなかったために、発表後は米ドル売りに傾き112円台をつけた。

アップル

4四半期ぶりの増収で6%暴騰

Appleは1日のNY株式市場開始前に10~12月期決算を発表。売上高は783億ドルで、前年の10~12月期以来4四半期ぶりの増収となった。ただし純利益は3%減益だった。ライバルのサムスンがギャラクシーノート7の爆発問題でつまずいたのが大きな要因と言える。増収決算を受け、1日のApple株は暴騰。前日の終値は121.35ドルだったが、6%上昇して128.75ドルでこの日の取引を終えた。

WTI原油

米原油在庫増加だが上昇

米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。予想の前週比330万バレル増に対し、発表は650万バレル増と大幅増だった。また前日の民間団体・APIが発表した原油在庫も580万バレルの大幅増だった。これらの統計からNY原油は一時下げたが、産油国の減産が進んでいることや、米ドル安などを受けて結局は上昇。一時53ドル台後半まで到達した。

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