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Dec

FOMCが政策金利を引き上げ

user 著者 鳥羽賢

27日未明に米FOMCが政策金利引き上げを発表した。

予想通りの0.25%利上げ

2日間の日程が終わり、27日の午前3時にFOMCが政策金利を発表。市場の予想通り0.25%引き上げ、2~2.25%とした。また声明では来年以降の利上げ見通しも示され、2019年には3回、2020年には1回、そして今回追加された2021年の見通しは0回とされ、2020年で利上げが打ち止めとなる可能性を示していた。

今日の展望

今日は午後9時半からアメリカの第2四半期GDP確定値が発表されます。

日本225(円)

1月以来の24,000円台

前日のNY株式市場が下落したにも関わらず、円安を受けて日本の株式市場はこの日も続伸した。日経225平均は94円安の23,846円で寄り付いたものの、前場から堅調な相場が持続。後場になるとさらに上昇し、午後2時頃には1月以来8ヶ月ぶりとなる24,000円台をつけた。終値も93円高の24,033円と、24,000円台をキープして終了。これで8日連続の上昇となった。

米ドル/円

FOMC発表後に乱高下

政策金利発表前となった26日の米ドル/円は、日中から夜まで112円台後半で横ばい。そして27日の午前3時に政策金利が発表され、すでに述べたように0.25%の利上げだった。利上げが行われたことで一瞬113円台をつけたが、同時に発表された声明では来年以降の利上げペースが減速するという内容だったためにその後下落。112円60銭付近まで落ちるなど、政策金利発表後に乱高下が見られた。

米ドル/トルコリラ

各種状況改善でリラ高

トルコのエルドアン大統領が前日に国連で演説をした中で、中銀の独立性を尊重するような発言があった。この発言によってトルコ中銀は今後も必要なら利上げを行うことができるという見通しが広がり、この日のトルコリラは全体的に堅調。26日朝には1米ドル=6.18リラ付近にあったレートは、日中から夜にかけて一貫してリラ高が続き夜には6.06リラまで到達。その後は27日朝に欠けてややリラが反落した。

米ドル同様米金利発表後に乱高下

政策金利が上がると金利を生まない資産である金の相対的価値は下がるため、この日のNY金は今後の米利上げ見通しによってちょっとした乱高下があった。26日朝には1,200ドルをわずかに上回る水準だったNY金は、日中以降下げが続き米金利発表前には1,190ドル台半ばに。そして米金利が発表されると同時に発表された来年以降の見通しを受け、やや乱高下が見られたが方向感がなく結局発表前の水準に戻った。

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